全てを守るペイシェの七煌
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ペイシェの七煌。世界を守るべく、時には耐え忍びながらその圧倒的な力を振るう。普段は能力を使わないまま過ごしている。
趣味は釣り。適当に投げ入れるだけで勝手に魚が食いついてくるらしく、ほとんどの場合大漁になる。これは七煌になる以前から起こっていたことであり、太陽神デクシアから驚かれるほどの天賦の才を持っていた。
目次
七煌の信念
世界を守るというデクシアから与えられた使命を遂行するため、とてつもない強い責任感を持っている。
彼女の美徳である忍耐強さにもそれが現れており、自身の体調が悪かったとしても世界を守るべき七煌が弱音を吐いてはならないと考え、無理をしてしまう。さらに、七煌としての能力を使えば楽になると分かっていても、それは世界を守るための力であり私的に利用してはならないと、使うことを拒否した。
一見すると、つまらない意地を張っているようだが、この強い信念を持っているからこそ七煌としての力を存分に振るうことができるのである。
だが、一方で尊敬の念を抱かれることには慣れておらず、普通の人間として接してほしいと願ったりもする。
常に冷静沈着
七煌としての責任感ゆえに、あまり人に対して負の感情を表に出すことはない。内心では相手に不愉快な気持ちを抱いていたとしても、おくびにも出さず冷静に話し合う。しかし、この長所は弱音を他人に吐かないことにもつながるため、前述のように無理をし過ぎてしまう危険性も孕んでいる。
ただし、人々が悲惨な目に遭ったときは、正義感の強さからはっきりとした怒りを見せていた。
また、負の感情は表に出さないが、一方でポジティブな気持ちはちゃんと表に出す。
意外な弱点と好きなもの
しかし、七煌とはいえ苦手なものは存在する。それが熱さであり、特にジャハラのような乾燥した砂漠の熱さが大の苦手で、必要な時以外は滅多に行こうとはしない。
砂漠の熱さが苦手なのとは対照的に、雨が好き。水を浴びると七煌としての立場を少し忘れ、普通の少女のように無邪気に楽しむ。
他には、並べるまでに忍耐が必要になるドミノ倒しや刺身が好き。前者はドミノを全て倒したときにスッキリするからで、後者はおそらく自身の七煌としての能力が水を操るものだからだと考えられる。
能力
大量の水を生成し、それを操ることで敵の攻撃を吸収して防御する、いわば防御型の能力を持つ。それはまさに鉄壁の守りであり、悪魔の中でも最上位の強さを持つルキフグスの攻撃を全く寄せ付けなかった。
さらに、その防御の範囲もとても広大。巨大な体躯を誇るベルゼブブの攻撃を、町の建物を一切傷つけることなく防いでみせた。
しかし、攻撃力がないわけではなく、ゼノアニマを含むアニマの軍勢を余裕を持って打ち滅ぼせるほどのパワーを持っている。
ストーリーでは（第一部）
ペイシェ編
身を隠し傀儡の術でライサ（鏡界）を操るカペルの前に姿を現す。彼女を瞬殺したあと、アリステラの軍勢たちに洪水を流し込んで消滅させ、さらにライサ（鏡界）に掛けられた傀儡の術を解くなど、人知れずエイツたちを援護した。
ヒューム編
少し遅れ、戦線に参戦。ヒューレーたちと一緒にヒュームを襲う悪魔たちと戦う。熾天聖に覚醒したソフィアたちに町の防衛を託し、自身はエイツやヒューレーとともに巨大悪魔掃討に移る。七煌の力を解放し、ヒューレーと連携してルキフグスを打ち破った。
その後、アイトリアが七煌の力を取り戻したことを感じ取り、天啓の丘へと向かう。話し合いをしようとしたが叶わず、戦闘に。圧倒的な力に押され、敗北寸前まで追い詰められてしまうが、何とか隙を突いて勝利した。
全てを終えたあと、鏡界に行く方法と、エイツの力が悪魔と使徒との契約に対抗できることを教えた。
ストーリーでは（第二部）
サイド：ペイシェ
ヒュームでの騒動が終わった後、ミリアムに頼み込んで自身が七煌であるという事実を隠し、ペイシェ魔法学院の先生『サラタ』として働き始める。
少し力加減を間違えてしまったり、ときどき口を滑らせたりするも、生徒との仲は極めて良好。遊びに誘われるくらいには慕われている。
その遊びでカロリーナのコンサートを鑑賞した際、彼女から素質を見出されてアイドルになってみないかと誘われる。
そのときはあまり本気にしていなかったのだが――。
カロリーナからの熱心な誘いを受け、ついに承諾。カロリーナ、ヴェロニカとユニット『カロリーファンタジア』を組み、ビューティー担当のアイドルとして活動し始めた。
当初は気恥ずかしさが上回ってパフォーマンスが発揮できなかったり、アイドルとしてのキャラ付けに迷走したり、慣れないダンスと歌に苦労したりと、様々な問題に直面していた。だが、持ち前の責任感の強さと生真面目さによりそれらを克服。デビューライブを見事成功させた。
個人的な印象
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七煌の中で、一、二を争う人格者。見た目は幼いのに、頼りになる感が異常にある。正直言って仕えたい。関連人物
・デクシア・・・エダフォスの太陽神。彼の言葉に従い、世界を守るべく奮闘している。
・ヒューレー・・・リーニャの七煌。自身とは対照的に超攻撃型の力を持つ彼女とはよくタッグを組んでおり、千年前の二柱神戦争でも共に戦った。
・アイトリア・・・ヒュームの七煌。ヒューレーとは違い、友人とは行かずとも一定の関係を築いていた。
・ミリアム・・・ペイシェ騎士団団長。彼女からは尊敬の念を抱かれている。
・ハクト・・・テーセツの従輝聖。千年計画に参加しようとする彼女に付き添った。
・カロリーナ、ヴェロニカ・・・自身が所属するアイドルユニット『カロリーファンタジア』のメンバー。互いに力を合わせ、ファンを着実に増やしていった。
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