七大悪魔との壮絶な死闘
*注意! 最新ストーリーまでのネタバレを含みます!
前回までのあらすじ
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鏡界に飛ばされ大ピンチに陥っていたエイツたちだったが、ミーティアの命を賭けた決死の行動によって危機を脱し、原界のテーセツに戻ることができた。そして、ようやく重い腰を上げたテーセツの七煌エラストスと合流し、悪魔の残党と戦うことに。
また、ジェネラス軍に攻め入られ防戦一方だったヒュームも、復活したヒュームの七煌アイトリアが加勢したことにより態勢を立て直す。
だが、依然として危機は続いていた。なぜなら、七大悪魔たちはすでに原界でも万全の力を引き出すことができるようになっており、彼らと戦わなければならないからだ。
ヒュームではルシフェル、テーセツではマモンとカペル。今までとは比べものにならない強敵に今度こそ打ち勝たなければ、世界に平和が訪れることはない――!!
目次
登場人物
世界を救わんとする者たち
テーセツで戦う者たち
・エイツ・・・本作の主人公。死を覚悟してルシフェルに投降しようとしたが、ミーティアに救われた。
・ソフィア、サンドラ、ロセット、ヴァネッサ・・・テーセツに戻った戦士たち。カペル、マモンといった七大悪魔との決戦に臨む。
・エラストス・・・テーセツの七煌。未だ万全の状態ではないものの、メイン戦力として七大悪魔二体に挑む。
・ハンペン・・・言語を解する魔物。
・ショーグン・・・テーセツの国王。次々と変わる戦況に頭を悩ませている。
・サユカ・・・エイガ忍衆の一人。ショーグンの側につく。ヒュームがジェネラスに侵攻されていることを聞いたショーグンから、ピオネロに情報を伝えるよう命じられた。
・ワカバ、ミヤビ、カエデ・・・テーセツに所属する戦士たち。七大悪魔をエラストスたちに任せ、悪魔の軍勢を相手に戦う。
ヒュームで戦う者たち
・アイトリア・・・復活したヒュームの七煌。神具を取り戻し、七大悪魔最強のルシフェルと戦う。
・ジェイムス・・・ヒュームの国王。私欲にばかり目を向ける愚王であったが、意外な一面を見せる。
・カルラ・・・ヒューム近衛軍師団長。実力者には違いないが、人智を超えたアイトリアとルシフェルの戦いにはとても加勢できなかった。
ジェネラスに残った者たち
・タチアナ・・・ジェネラス諜報部のリーダー。ジェネラス軍がヒュームに侵攻したことを承知しておらず、ただただ困惑するばかりだった。また、当初はジェネラスが侵攻したのはジャハラだと思い込んでいた。
・ザスビア・・・ジェネラスの凄腕諜報員。もちろん彼女も知らない。
・ライサ・・・ジェネラスのクールな双剣使い。タチアナの命を受け、ジャハラ王室へと伝令に向かっている。
ペイシェ(鏡界)でレア救出に向かう者たち
・ソフィア(鏡界)、ヴァネッサ(鏡界)・・・レアを救うため、鏡界に残った戦士たち。アルジェントタワーを守る悪魔たちの前に攻めあぐねる。
・ザスビア(鏡界)、サンドラ(鏡界)・・・行方不明だったが、鏡界のペイシェに飛ばされていた。ソフィア(鏡界)たちと合流し、レア救出に力を貸す。
世界を滅ぼさんとする者たち
テーセツの悪魔
・マモン・・・七大悪魔の一人。ミーティアとの戦いで消耗していたが、それでも今のエラストスよりは明確に強い。
・カペル・・・七大悪魔の一人。ミーティアにやられ消耗しており、本来の実力を発揮できていない。だが、マモンに諭され、ルシフェルやアリステラのために戦う。
ヒュームの悪魔
・ルシフェル・・・七大悪魔の一人にして、その央。ミーティアとはほとんど戦わなかったため、消耗が少ないままアイトリアと戦う。
その他
・プセマ・・・太陽神デクシアその人。エイツたちの武運を祈る。
・ミーティア・・・三聖の一人。七大悪魔もろとも自爆しようとしたが、失敗してしまった。
・ミル・・・移動城を操るマカロンの守護者。今まで謎めいていた彼だったが、とうとう動き始める。
・マカロン・・・記憶喪失の少女。
・ユラニア、キーラ、メリッサ、シャーロット・・・現在も行方知れず。
ストーリー
E・・・エイツサイド H・・・ヒュームサイド M・・・ミルサイド
▼ネタバレ注意
E1 エイツたちはエラストスと合流し、七大悪魔であるマモン、カペルと戦う。カペルはともかくマモンの実力は非常に高く、こちら側では最高戦力であるエラストスをも上回っていた。エイツが力を与えていても、やはり戦力は向こうの方が上。エイツたちはじりじりと追い詰められていく。
だが、そこに救援が入る。事態を重く見たジェネラスの七煌キオーンが加勢に入ったのだ。それにより、カペルとマモンの切り離しに成功。戦況は一気に優勢へと傾いた。
そして、キオーンがカペルに決定打を与えると、彼女から力が抜けていき、姿が変化する。
それを見たエラストスは好機と捉え、ソフィアたちをカペルに向かわせて追撃。ついにカペルは倒れ伏し、無様に命乞いをするほどにまで戦意を喪失した。
この状況を不利と見たマモンは即座に撤退を選択し、逃走。キオーンと熾天聖は彼女を仕留めるべく後を追い、土下座して許しを乞うカペルの処遇をエラストス、エイツ、ヴァネッサ、ハンペンに任せた。
とはいえ、腐っても七大悪魔。どう扱うべきか悩む一行の前に現れたのは、ミルだった。彼は何とかしてやると語り、移動城の中にカペルを運ぶように指示し、エイツたちもこれに従った。その後、ミルは用事があると言い、その場を去ったのだった。
E2 一方、マモンに追いついたキオーンたちは彼女と戦うが、先の戦いによる消耗が激しかったため取り逃がしてしまう。キオーンたちはマモンを追うのを辞め、様子を見ることにした。
M1 逃走に成功したマモンもまた、ミーティアとの戦いでかなり力を消耗してしまっており、おまけに鏡界へと帰ることもできないため、しばらく身を隠して力を回復する必要があった。コソコソと隠れなければならない現状に苛立ちを覚えるマモンだったが――。
そこに現れたのは、行方不明になっていたはずのベルフェゴールだった。彼は、マモンに安全を保証できる場所を確保してやると告げる。完全に信用はできないものの、マモンにとってその提案は魅力的なものだった。
マモンは彼の提案に従うことにし、ベルフェゴールと行動を共にすることを決めた。
H1 アイトリアとルシフェルの次元を超えた戦いは、一見すると互角に見えた。だが、他の七煌ほどではないとはいえ、アイトリア自身も力を封印していたために全盛期ほどの実力を発揮できずにいた。
ゆえに、徐々に均衡は崩れていき、アイトリアが傷だらけになっているのに対し、ルシフェルはほぼ無傷。もはやどちらが勝者になるのかは目に見えていた。
さらに、ベルゼブブの分体が暴れまわるせいでヒューム軍も追い詰められていく。もはや総崩れ寸前であり、ジェネラス軍はもうまもなく王都に到達するだろう。状況を冷静に見極めたカルラは、覚悟を決めてジェイムスの元へと向かう。
ジェイムスへ現状を報告すると、カルラは彼に地下通路から脱出することを提案する。ヒューム王家の正統な血筋が必要になる時に備え、今は逃げるべきだと判断したのだ。
だが、ジェイムスはその提案を震えながらもきっぱりと拒絶。冗談を言いつつ、地下通路を国民が逃げるために使うように指示し、自分は逃げず残ることを告げた。カルラは彼の覚悟を尊重し、ジェイムスが初めて下した他人のための命令に従うことを決める。
二人は、いつかヒュームが再興する日には、ともに国のために尽くそうと誓い合うのだった。
M2 テーセツの宿でエイツの帰りを待つマカロンの前に、ミルが姿を現す。彼はマカロンに会わせたい人間がいると告げ、彼女を部屋から連れ出した。
会わせたい人物とは、七大悪魔のマモンのことだった。だが、マカロンはマモンのことを知らないため、そんなことはつゆ知らず元気よく挨拶する。
一方、マモンもミルの意図が分からず困惑していたが、とりあえずミルに言われるがままマカロンの頭を撫でる。
すると、マモンは”何か”を感じ取り、そしてミルの意図を理解したようだった。
H2 アイトリアとルシフェルの戦いは、アイトリアの敗北で幕が下りようとしていた。もはや避ける余力もなく、彼の大剣が振り下ろされようとしたそのとき――。
ジャハラの七煌エリモスと、熾天聖のライサとナディラが彼女の危機を救ったのだった。
個人的な印象
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テーセツの方は一区切りついた感じはするけれど、ヒュームの方はこれからどうなるのか。鏡界に帰れないとなると、ルシフェルとはここで決着をつけなきゃならないわけだけど。
それに、レア救出はどうなるのかなぁ。早く続きが見たい。
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