『天啓パラドクス』ファンブログ

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『マモン』

強欲の大罪を司る七大悪魔

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 月の女神アリステラに従う七大悪魔の一人。極めて横暴な性格で、自分勝手に欲望のままに振舞う。見た目通り、かなりサディスティック。
 アリステラの命令や意思には忠実に従うが、ルシフェルやカペルほどの忠誠心は持ち合わせておらず、自らの命を最優先する。

目次

強欲の悪魔

 強欲の悪魔と名を冠するだけあって、当然のごとく富や権力を求める。ただ、それ自体に価値を見出しているというより、それによって得られる影響力や知識にこそ価値を見出している。
 とはいえ、宝石のようなものを好んだりと、高価で貴重なものも普通に好き。

 だが、最も好むのは、人を支配しコントロールすることである。人の弱みに付けこみ、巧みな話術によって知らず知らずのうちに破滅への道に進ませる。しかも、そうやって操られた本人はその自覚がなく、むしろマモンに感謝し崇拝する始末。もはや洗脳とも呼べるレベルに達している。
 そして、もちろんマモンはそうした行為に一切の罪悪感を抱いておらず、むしろ喜びを感じている。

的確な判断力

 優れた判断能力により、的確に状況を見極めることができる。特に引き際を見極める力に優れ、自分が不利だと感じたら真っ先に撤退を選択できる。

 また、七大悪魔として高いプライドを持っているが、それを守るよりも自分の命を最優先に考えるタイプ。イラつきはすれど、感情に任せて行動することはない。

ストーリーでは(第二部)

外伝:私とわたし

 凄惨な家庭環境に悩まされ、自暴自棄になっているサンドラ(鏡界)の前に姿を現す。絶望から世界を破壊したいと語る彼女に興味を持ち、その望みを叶えるべく契約を持ちかける。その代わり、自分の言うことを絶対に聞くように命じ、サンドラ(鏡界)と契約。彼女を闇の使徒に仕立て上げ、力を与えた。

サイド:ジェネラス

 原界のジェネラスにいる宰相ヴァディムと協力関係を結び、サンドラ(鏡界)に命じて悪魔を召喚できる七芒陣を完成させる。
 さらに、サンドラ(鏡界)に手を貸し、ベルゼブブの分体を複数召喚することに成功。そのまま顛末を見届けた。

テーセツ編

 サンドラ(鏡界)を囮にすることで災禍を引き起こそうとしたが、肝心の彼女の力が尽きかけているのを察し、救援に向かおうとする。だが、ミーティアに邪魔されたことで撤退を余儀なくされてしまった。

 何もできず手をこまねいていたところ、七大悪魔の一人、アスタロトの手によって鏡界へと転移。同じく強制的に鏡界へ飛ばされたエイツたちの前に現れ、彼らを一方的にいたぶった。

▼以下、深刻なネタバレ注意  だが、ミーティアが現れたことで戦況は一変。時間を稼ぐためにやってきた彼女を殺すべく、ルシフェル、ベルゼブブ、カペルとともに、四人がかりで戦う。それでもかなりのダメージを負ってしまい、あわや殺される寸前まで追い詰められてしまう。
 しかし、アスタロトの手によって救われ、原界のテーセツへと転移。原界でも万全の力を発揮できることを確認すると、ミーティアによって逃がされたエイツたちと戦った。

 が、共闘していたカペルが敗北したことで迷わず撤退を選択。キオーンたちの追跡を振り払い、何とか逃げることに成功した。少しばかり息をついていたところ、行方不明になっていたベルフェゴールに遭遇。彼の自分に利のある提案、そしてマカロンに触れたときに感じたものなどから判断し、彼の誘いに乗ることを決めた。そして――。

 

 エイツたちに投降したという形で、彼らと共同生活をすることに。見下していた人間たちと生活するということに屈辱を覚えている――というわけでもなく、むしろ久々の休暇を楽しんでいるとのこと。また、人間との暮らしに面白さを感じているなど、意外と馴染んでいるようだ。

 とはいえ改心したわけではなく、相も変わらず横暴に振舞っている。食糧庫から勝手に食べものを盗んだり、見た目では分からない程度の汚れに文句を言ったり、言葉尻を捕えて他人の金で高価なものを買い込んだりなど。さらには、いつか必ず報いを受けさせると告げるなど、敵であることに変わりはない模様。

 

個人的な印象

▼ネタバレ注意

 サンドラ(鏡界)よりも遥かにドS。すごいドSな上に、かなりやばいことをした敵だから、好きかどうかといわれると正直微妙なところ。でも、一部の人には需要が絶対にあると思う。

 

関連人物

サンドラ(鏡界)・・・鏡界からやってきたもう一人のサンドラ。彼女の心の弱い部分に付け込み、契約して闇の使徒に仕立て上げた。心酔されているため、かなり使える駒として目を掛けている。

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ルシフェル・・・七大悪魔の一人にして、その央。央といっても同格のため、あからさまにかなり舐めた態度を取っている。

カペル・・・七大悪魔の一人。しかし、近頃七大悪魔になった彼女のことを全く認めていない。そのため、きっぱりと見下しており、様を付けて呼ぶように命じている。実際、実力もかなり差がある。

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・ベルフェゴール・・・七大悪魔の一人。彼の提案に乗った。

ライサ(鏡界)・・・鏡界からやってきたもう一人のライサ。彼女と契約を交わし、闇の使徒として原界へと送り出した。

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・ヴァディム・・・ジェネラスの宰相。協力関係を結んでいたが、自身の国が滅ぶほどの計画を企てる彼の意図が全く分からず、不機嫌な態度を隠せなかった。

 

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