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『カペル』

傲慢の大罪を司る七大悪魔

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 月の女神アリステラに忠誠を誓う七大悪魔の一人。ただ、七大悪魔としては新参者(千年前に生まれた)、かつ実力では大幅に劣るため、他の七大悪魔たちからは粗雑に扱われている。

 だが、本人はマゾヒスティックであるので、そういう風に扱われることにはむしろ喜びを感じている。ただし、圧倒的な実力を持つ七煌は普通に嫌い。

目次

傲慢の悪魔?

 傲慢の名を冠してはいるが、実のところあまりそうした面は見られない。しいて言えば、七大悪魔らしく人間を見下すところくらい。だが、それは他の七大悪魔も同じであるため、彼女自身の特質とは言い難い。

媚びまくる悪魔

 何よりの特徴は、すぐに他者に媚びへつらうところである。特に七大悪魔の央であるルシフェルには子犬のごとく尻尾を振り回し、彼を喜ばせるために忠実に命令に従っている。
 一応、七大悪魔としてのプライドは持ち合わせており、マモンを呼び捨てにしようとしたり、人間に対し尊大な態度を取ったりする。しかし、自分が不利な状況に陥るとすぐさま態度を豹変させ、そうしたプライドをかなぐり捨てて媚びに走る。その媚びの仕方もかなり情けないもので、土下座は当たり前、相手の靴を舐めてみっともなく命乞いをするほど。

 そして、相手のご機嫌を取るために、どうってことのないところで過剰に褒めることも忘れない。総じて、七大悪魔というよりもそこらへんにいる下っ端のような性質を持っているといえる。

いじめられるのが好きな悪魔

 また、七大悪魔らしからぬ特徴として、マゾヒストなところがある。お仕置きされること、理不尽にいじめられることを好む。怒られないと物足りなさを感じてしまうほどの筋金入りである。
 さらに、怒られるためなら手段を選ばない。頼まれたことをわざと失敗し、相手の怒りを誘いすらしてしまう。

 単純な罵倒、シンプルな暴力、逆にあえていじめられず放置されることにすらも喜びを感じる。そのため、ある意味無敵。

意外と有能な悪魔

 しかし、怒られることが多いために勘違いされやすいが、決して能力がないわけではない。身体能力も高い実力を誇る人間の戦士より圧倒的に高い。特に足の速さに関してはとてつもないものがあり、後ろ手縛りの状態で高速な動きを可能とする。
 戦いにおいては他の七大悪魔に大きく劣るが、集団戦であれば真価を発揮できるらしい。

 また、計算能力も高かったり、後ろ手縛りの状態で物をすいすい運んで見せたりと、やれることは多い。本人が卑屈なだけで、どんな無茶ぶりにもある程度応えることができてしまうのだ。

ストーリーでは(第一部)

ジャハラ編&クォンツィ編&外伝 鏡界異譚

 ルシフェルの命に従い、暗躍を続ける。消えたナディラ(鏡界)の行方を追うソフィア(鏡界)ライサ(鏡界)を誘い込み、闇の使徒に仕立て上げたりと活躍もしつつ、ところどころ理不尽に怒られたりもしていた。

ペイシェ編

 ライサ(鏡界)に傀儡の術を掛けて意のままに操ると、彼女をアルジェントタワーの警護に回らせる。目論見が成功しほくそ笑んでいたが、復活したペイシェの七煌タラッサに見つかってしまい、あっけなく倒されてしまう。それにより傀儡の術が解けてしまった。

ヒューム編

 引き続きルシフェルと行動をともにし、ヒュームに災禍を引き起こした。

ストーリーでは(第二部)

鏡界編

 鏡界にやってきたエイツたちの姿を発見し撃退しようとしたが、彼らが突如として消えたため追うことができなかった。

テーセツ編

 月の女神アリステラの復活が間近に迫ったことで、少しずつ原界でも本来の力を発揮できるようになった。そして、ルシフェルから命じられ、自らの手でテーセツで災禍を引き起こそうとした。
 だが、三聖であるミーティア接触してしまい、全く歯が立たずボコボコにされてしまった。歯が立たないと分かると彼女をおだてて、何とかして時間を稼ごうとした。

▼ネタバレ注意

 すると、アスタロトの能力によってミーティアごと鏡界へと飛ばされる。鏡界ならば完全に自分の力を発揮できるため、威勢を取り戻して挑発。だが、それでもあっさりとやられてしまい、彼女に空間移動するために必要な座標を教えた。さらに、アリステラから貰った仮面をはがされてしまい――。

 

 自分でも把握していない素顔を晒してしまった。その顔は、どことなく誰かに似ているようだが――?

 その後、ルシフェルマモン、ベルゼブブとともにミーティアと対峙。致命傷を食らうほどに力を消耗してしまい、あわや殺される寸前まで追い詰められてしまうが、アスタロトによって救われ原界のテーセツに飛ばされた。そこでマモンとともに、エラストスを始めとするエイツ一行と戦う。
 だが、ミーティアとの戦いによる激しい消耗、救援に来たジェネラスの七煌キオーンによって徐々に追い詰められていき――。

 

 アリステラとルシフェルから貰った力も消耗してしまい、熾天聖たちにトドメを刺されたことでついに敗北。無様な命乞いを披露したことでなんとか助命されはしたもののの、エイツたちに捕まってしまった。そして――。

 

 捕らえられ、エイツたちと共同生活を送ることになった。見下している人間と生活したり施されたりすることに屈辱感を覚えてはいるものの、逆にその屈辱を喜ぶという生粋のマゾヒストっぷりを見せた。部屋を割り当てようとした際も、なんだかんだと文句をつけて結局廊下の隅っこを定住地としている。
 共同生活の主人ともいえるエイツには徹底的に媚びてみせ、仕事を手伝うこともままある。

 また、アイトリアと似た顔を持っていることを質問されたが、本人も心当たりがない。そもそも彼女と接点もなく、顔を合わせたこともないという。

 

登場イベント

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個人的な印象

▼ネタバレ注意

 見た瞬間からかわいいとは思っていたけれど、やっぱりかわいい。僕はあまりいじめるのが好きなタイプではないんだけれど、カペルちゃんがそれを望むなら心を鬼にしていじめまくろうと思う!

 

関連人物

ルシフェル・・・七大悪魔の一人にして、その央。暴力をよく振るわれるが、それ込みで彼のことを心の底から慕っている。彼を喜ばせるためなら、自分の命が危うい状況であろうとも健気に行動する。

マモン・・・七大悪魔の一人。彼女にはあまり良い感情を持っていないらしく、ときどき呼び捨てにしている。だが、彼女から凄まれるとそうした面は引っ込んでしまう。

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ミーティア・・・三聖の一人。彼女とは幾度となく戦うが、そのいずれも全く歯が立たなかった。

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アイトリア・・・ヒュームの七煌、そして七煌の央。彼女とは全く面識はなく、無関係のはずだが――?

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