クールな双剣使い
画像
ジェネラスからやってきた双剣の戦士。十年前に起きた第二の災禍によって自分以外の家族全員を殺され、以降は原因となったアニマやゼノアニマを皆殺しにするために生きてきた。これ以上自分のような犠牲者を出さないために。
趣味はかわいいものを撫でること。猫のような小動物や小さな子どもがその対象に入っており、もちろんマカロンも可愛がっている。
だが、表情があまり変わらず近寄りがたい雰囲気を纏っていたり、そもそも撫で方が下手くそなため子どもからはあまり懐かれない。もちろん動物にも好かれにくい。
ちなみに朝に弱い。
目次
悲惨な過去
10年前に起きた第二の災禍において突如出現したゼノアニマによって、自身の目の前で家族や友人を皆殺しにされた。そのことが強いトラウマになっており、ゼノアニマのことを思い出しただけで身体が震え、故郷であるジェネラスにもあまり帰りたがらなくなってしまった。
だが、リーニャの森にてゼノアニマを倒したことでトラウマを払拭し、それ以上の敵とも臆せず戦えるようになった。
どこか冷めた性格
辛い経験をしたためか、愛想があまりなく口数が少ない。笑顔もほとんど見せないため第一印象は良くなく、怖がられがち。ただ、マカロンだけは最初から懐いてくれた。何を考えているか分からないとすら言われているが、本人曰く何も考えていないだけらしい。
だが、責任感は人一倍強く、なんでも自分だけで解決しようとする傾向がある。そうした他人の手を借りようとしない姿もまた、人を遠ざける要因になっている。
また、今まで生き抜くのに精一杯だった影響で、将来のこともあまり考えたことがなかった。女の子らしいファッションにも興味が無く、恋愛にも関心が全くない。エイツに力を分け与えてもらうために、一般的には恥ずかしいことも恋愛的な感情抜きで躊躇なく行っていた。
心境の変化
だが、エイツたちと旅を続けていくうちに、少しずつ心境が変わっていった。将来の夢や目標を考え始めるようになり、目当ての物が手に入らなければ怒りを見せるようになるなど、少し前向きになった。
さらに、女の子っぽいことにも関心を向け始め、可愛いと思われるために香水やアクセサリーも嗜むようになった。それも恋愛に興味を抱くようになったからで、普通の女の子らしい恥じらいも見せるように。
バレンタインでは顔を真っ赤にして手作りのチョコをエイツに渡し、さらに夜中にチョコ作りの特訓をしていたことがみんなにバレていたと知ったときには、うずくまって恥ずかしがっていた。
結婚観
両親が健在であった幼い頃は、人並みに結婚やウェディングドレスに憧れる少女であった。しかし、両親と死別してからは復讐と人助けに心血を注ぐようになり、そのような想いをすっかり忘れてしまった。
だが、エイツと出会い仲間ができたことで、結婚への憧れを取り戻した。誰かと結ばれる幸せな未来を想像できるようになったのだ。
ただ、イベントでウェディングドレスを着たとき、亡くなった両親にもこの姿を見せたかったと落ち込む様子も見られた。だからこそ、両親が叶えられなかった夢の続きを――大好きな人と結ばれてたくさんの子どもに囲まれ、温かいお家でおじいさんとおばあさんになるまで平凡な毎日を続けることを――叶えたいと思うようになった。
高い技術
ジェネラスのヴァルファリア・アカデミーで教育を受けたことで、戦闘に関する技能を多数習得した。単純な戦闘能力はもちろん、簡単な応急処置もなんなくこなす。
頭の回転が速く手先も器用。チョコ作りにも存分にそのスキルが発揮され、経験が無くともレシピを少し見ただけで作り方を完璧に把握し、動物型のチョコを数多く作り出した。さらには双剣を巧みに使用して巨大なチョコアートまで作ってみせた。
他にも凧揚げや羽根つきなど、初めてやるものにもあっという間に適応できる対応力を持っている。
ストーリーでは(第一部)
リーニャの森編
リーニャ・タウンがアニマの襲撃を受け、ソフィアたちが迎撃していたところに姿を現す。彼らに加勢し、アニマを撃退する。
アニマの脅威が落ち着くと、エイツたちの旅に同行。リーニャ・タウンを守るため、ダークリフレクターで見た映像を頼りに大ケヤキに向かう。
その道中、エイツを追ってきた天啓のエンフォーサーと遭遇し、戦闘になる。シャーロットの自爆によって空気が和んできたそのとき、ダークリフレクターが発生。その後、アニマが大量に出現。分が悪いと踏んだソフィアの提案通りにエイツたちとはバラけて大ケヤキまでの撤退を目指す。
少し経ち、ソフィアを除くエイツたちと合流する。そこでエイツの能力と、自分がその対象者であることを知った。
大ケヤキまでアニマや魔物を片付けながら進んでいく中で、後をつけてきた者に気付き声を掛ける。すると、メリッサが現れた。
エイツを狙おうとする彼女にゼノアニマのことを説明し、共闘を持ちかけるが、独特な美学によって拒絶されてしまう。ゼノアニマを甘く見る彼女の態度に嫌悪感を示しつつも、メリッサを従わせるために決闘を申し込む。エイツから力を貰ったことで勝利し、共闘を約束させた。
大ケヤキに何とか到着し、その近くにあった、ゼノアニマに襲われてメチャクチャになったベアトリスの家を見つける。その後、少し離れたところで倒れていたベアトリスの姿を発見した。
彼女からゼノアニマの話を聞き、エイツの逃亡するという選択を支持するが、そこにソフィアが合流し、戦うべきだと主張。周囲もそれに同調する状況に困惑しつつも、ゼノアニマに対応することに。
だが、いざ目の前にすると、家族を皆殺しにされたトラウマが蘇ってしまい、動きが鈍くなってしまう。絶体絶命に陥る中、すんでのところでナディラに助けられた。
ゼノアニマの動きが封じられている最中、エイツたちに勇気づけられる。自分に自信を持つことを教えられ、奮起。自分はもう一人じゃないことを知り、ついにゼノアニマを打ち倒した。
一安心したところで、再びダークリフレクターが出現。アマリア(鏡界)が火事を引き起こす場面を目撃し、その現場であるピオネロを目指すことになった。
ピオネロ編
ミルに驚いたり、エリーザに遭遇したり、天啓のエンフォーサーと再会したりしながらピオネロに到着。火事の被害を最小限に抑えようと提案し、エイツが抱えた大量の水タンクを人々に配ろうという話になるが、そこに謎の旅人プセマが現れる。怪しみつつもとりあえずは彼のアドバイスを聞き入れた。
それから、ナディラたちとともにピオネロの族長であるライムンドとテーセツの忍びサユカと出会う。そこで思いがけずエイツの秘密と過去を知った。
火事が起きたことを知り、現場に向かおうとしたところに、謎の女が出現する。エイツを殺そうとする彼女を止めるべく奮闘するが敵わず、死を覚悟する。だが、黒い穴が現れ、そこに吸い込まれる形で意図せず危機から逃れた。
吸い込まれた先は、ピオネロによく似た場所であり、そこにソフィア、ナディラ、ライサによく似た人物iと出会い、混乱。さらに、銀髪の女までも現われ、謎の場所に連れ去られてしまう。そこで彼女が引き連れたアニマやゼノアニマと戦った。
ほぼ膠着状態に陥るも、銀髪の女が撤退したことで先ほどの場所まで戻る。ほどなくして再び黒い穴に吸い込まれ、元のピオネロになぜか帰還を果たす。わけが分からないまま、アニマたちと戦うソフィアたちに加勢した。
ジャハラ編
祖国であるジェネラスとジャハラの戦争を止めるため、諜報部員としての知識をフル活用。最終的にはザスビアやサユカと協力し、ジェネラス軍を撤退させることに成功した。
また、災禍に乗じてジャハラに侵攻しようとするジェネラスに違和感を抱き、以降は連絡を取らなくなった。
クォンツィ編
ダークリフレクターに映った映像で、ライサ(鏡界)がエイツを殺害する未来を見ると、それを止めるためフォウジン闘技大会に参加することを決意。エイツから力を分け与えられたこともあり、シンユエ、ヴァネッサ、エグゼリカを撃破し、ライサ(鏡界)の待つ決勝戦に進んだ。
ほぼ互角に戦うが、ライサ(鏡界)が観客席にいるエイツを襲撃したことで決勝戦は終了し、優勝する。だが、ルシフェルやカペルとともに現れたナディラ(鏡界)、潜んでいたミネルヴァ(鏡界)、彼女たちが連れてきたアニマの軍勢がエイツを再襲撃。彼女たちを迎撃する。
さらに、災禍の地割れ跡に悪魔メフィストが出現。それに対処するため、闘技場の敵を天啓のエンフォーサーたちに任せて向かった。あまりの強さに撤退を考えるほどだったが、神獣シェンファーによってメフィストが打倒されたことで難を逃れた。
ペイシェ編
プセマの助言に従い、アルジェントタワーのあるペイシェに到着。アリーチェたちがアルジェントタワー立ち入りの許可を得るべく騎士団本部に向かっている間、レッジェの案内でマカロンたちと一緒にランチを楽しんでいた。
ランチを終えて観光を楽しもうとしていると、戻ってきたアリーチェから話しを聞き、急いでアルジェントタワーに向かう。エイツたちと合流し、アリステラの軍勢と戦った。
ペイシェでの騒動が終わり、次なる目的地をジェネラスのヴォモス湖に定める中、みんなに自身がジェネラスの諜報部員であり、そのためにエイツたちの旅に同行していたことを告白。皆から受け入れられ、肩の荷が下りた。
ジェネラス編
ジェネラスに到着してザスビアと再会すると、彼女からヒュームへの道のりを教えてもらい、彼女に何かを渡した。
ヴォモス湖に到着し、その中央にある神殿に向かおうとしたが、結界に阻まれて進むことができなかった。
ヒューム編
ザスビアから教わったルートでヒュームの国境を超えようとしたが、カルラの待ち伏せを受けてしまう。ミリアムの活躍とヒュームで起こる災禍のことを知らせることで、一時休戦となりなんとかヒュームに入国した。
ほどなくして、アニマや悪魔がヒュームに出現。人々を襲う彼らを止めるべく戦おうとするが、実力が足りず戦力にならない。歯がゆい気持ちで胸がいっぱいになったそのとき――
熾天聖
エイツがプセマからもらったアーティファクトが光を放ち、パワーアップ。新たなる七煌、熾天聖となった。そのまま前線に加わり、悪魔たちを殲滅するべく腕を振るった。
一区切りがつくと、別行動をとっていたエイツたちと合流。天啓の丘へと向かい、激昂するアイトリアと戦闘になる。終始圧倒されるも、ヒューレーの活躍により勝利した。
その後、故郷であるジェネラスで起きているアニマによる被害(第三の災禍)を抑えるため、エイツたちと別れて一時帰国した。
ストーリーでは(第二部)
七国会議編
さらわれたレアを探すべく、ヒュームに戻ってエイツたちと合流。しかし、今、鏡界に行っても七大悪魔に殺されるだけだと語るタラッサの意見を聞き、戦力を増やす方がいいと結論付けたエイツたちの考えを尊重。未だ判明していない七煌の居場所を七国会議で探るため、一先ずはヒュームの代表となったエイツのサポートに回る。
その最中、上司であるタチアナがエイツを襲撃。言葉を尽くしてなんとかそれを阻止。さらにジェネラスが七国会議への招待を自ら拒否し、ヴァディムがその署名をしたことを伝えた。
その後、タチアナから七国会議の延期がジェネラスの妨害工作であると聞く。彼女からエイツの身の安全に気を配った方がいいという忠告を受け、その護衛であるソフィアが現在はいないということに気付く。タチアナに頼み込み、ともにエイツをジェネラスの刺客から守り抜いた。
七国会議本番では、タチアナとともにジェネラスの代表として七国会議に飛び入り参加。タチアナの補佐に徹した。
登場イベント
個人的な印象
関連人物
・エイツ・・・本作の主人公。最初は任務で彼に興味を持っていたが、次第に心惹かれるようになった。
・ソフィア、ナディラ・・・同じ旅の仲間。強い絆で結ばれている。
・マカロン・・・記憶喪失の少女。かわいいため、彼女には甘い態度で接する。
・ザスビア・・・ジェネラスの諜報部員。アカデミーで優秀だった彼女は憧れであり、目標だった。
・ライサ(鏡界)・・・鏡界にいるもう一人の自分。最初は強烈な憎しみを抱かれていたが、少しずつ関係が改善されていった。
・マリヤ・・・ジェネラスの首都キオーンの私設警備隊隊長。幼馴染で、他人を優先しすぎて自分を蔑ろにしがちな彼女を心配している。
・タチアナ・・・ジェネラス諜報部の上席諜報員。ライサにとっては上司に当たる。周囲から怖がられている彼女の本質を理解しているため、特に物怖じすることなく接している。
他のキャラや専門用語はこちら⇩