真夏の海で水鉄砲バトル！！
目次
あらすじ
季節は夏。気温も上がり、暑さに悶え始めるエイツたちに、ジェネラスの大富豪、ジェニルド財閥の娘であるチーナから招待状が届く。それは、毎年ペイシェのサリアル海岸で行われる大規模なイベント、『サリアル・ウォーターバトル』への参戦権であった。
水着も買い、浮かれた気分で会場にたどり着いたエイツたち。だが、聞いていたよりも人がいない。そして、何よりも夏とは思えないほどに寒かったのだ。
チーナ曰く、例年よりも気温が上がらず、そのせいで参加者が例年の10分の1しかいないという。主催者としてはマズい状況だが、ガチ勢がその分集まるから大丈夫だと胸を張って語るチーナ。
その言葉通り、レイナやミザリーといったガチ勢が参戦。こうして、楽しい水鉄砲バトルが始まるのだった――？
登場人物
・チーナ・・・ジェルニド財閥の娘。主催者として、数々の困難に立ち向かう。
・レイナ・・・ソフィアの叔母にして傭兵。ソフィアをからかいつつ、一回戦ではナディラと激突する。
・ミザリー・・・トンデモ発明家。大会で優勝し賞金を勝ち取るため、発明品を引っ提げて登場する。
・ナディラ・・・ジャハラの王女。大胆な水着姿を披露し、一回戦でレイナと戦う。
・ソフィア・・・エイツの幼馴染兼護衛。叔母のレイナにからかわれつつも、再会を喜ぶ。
・ライサ・・・ジェネラスの双剣使い。クールな水着姿を見せた。
・サンドラ・・・ジェネラスの淑女。恥ずかしがりながら水着を見せた。
・ハンペン・・・言語を解する魔物。本大会では実況を担当する。
・マカロン・・・記憶喪失の少女。一回戦でミザリーと死闘を繰り広げる。
・エイツ・・・本作の主人公。活躍は女性陣に譲る。
ストーリー
▼ネタバレ注意
一回戦で戦ったのは、マカロンとミザリー。大人げなく発明品をフルに活用して勝とうとしたミザリーだったが、エネルギーが足りずジェットブレードが動かなくなってしまい、その隙を突かれて敗北してしまう。結果、マカロンがまさかの勝利を収めたのだった。
次に戦ったのは、レイナとナディラ。一瞬で決着がついてしまった先ほどの戦いとは違い、白熱した勝負を繰り広げる両者。
会場も盛り上がりつつある中、そこで異常事態が発生する。冷たい突風が吹き、雷鳴が轟いたのだ。
チーナは悩みながらも中止を宣言しようとすると、なんと雷がミザリーが明日の団体戦のために用意していた発明品に直撃し、暴走を始めてしまう。
数十体もの機械兵士とも呼べる黒い物体の弱点は、塩水。そこで、大会の参加者たちが協力して海水を掛け、暴走を止めることに成功した。
だが、会場である砂浜は荒れてしまい、雷も落ちていて危険なため個人戦は中止となる。賞金については、チーナの計らいで敗北したミザリー以外の全員に配られることになった。
自分だけ赤字になってしまい憤慨するミザリーに、チーナは封筒を渡す。その中身は請求書。ボコボコになってしまった砂浜を元通りにするため、その原因となったミザリーに整備費用を請求したのだ。
赤字どころか大赤字になり、逃げようとするミザリーを捕らえるチーナ。明日の団体戦で巻き返すと叫びながら、屈強なスタッフに裏まで連れて行かれるのだった。
個人的な印象
▼ネタバレ注意
清々しいほどバカバカしい、かつ目の保養になる楽しいイベント。やっぱり夏っていうのはこうでなくっちゃな！！
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