『天啓パラドクス』ファンブログ

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『アイトリア』

最強の力を持つヒュームの七煌

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 ヒュームの七煌。別次元の強さを誇る七煌の中でもさらに別格の強さを誇り、七煌の央と称して振舞っている。

 七煌になる前から風の精霊を従えさせるという特殊な能力を持っていた。

 かなり横暴で自己中心的な性格をしている。

 

*これより先は第一部の重大なネタバレを含むため、閲覧は自己責任で。

 

 

目次

天啓の伝道者

 千年前から暗躍を続け、天啓の伝道者として太陽神デクシアの名を騙り世界を影から操っていた。エイツを災禍の導き手と名指しし、彼を全世界の敵に変えた張本人である。

 なぜ彼女が天啓の伝道者を名乗っていたのかというと、ひとえに人間を信用していなかったからである。
 他の七煌や太陽神は人間を信頼し不干渉を貫いて千年の眠りについたが、彼女だけは人間は神がいなければ何もできずに滅びるだけと考えていた。そのため、彼らの意向を無視し眠りにつかず、神に代わって人間のやること――主にヒュームに口出しし続けた。

 しかし、この千年で世界は確かに発展を続けてきており、特に彼女が最も気にかけてきたヒュームは世界で一番の大国へと成長している。その点だけを鑑みれば、彼女のやったことは決して間違いとは言い切れない。

災禍の導き手への憎悪

 それでも、エイツを災禍の導き手と名指しして人生を狂わせたことに関しては、一切擁護しようがない。彼を異常なまでに憎み、ときには明確な殺意を持って殺そうとした。

 だが、一体なぜエイツにそこまでの憎しみを抱いているのかは不明。タラッサやヒューレーはその理由を知っているようだが、「時がくれば分かる」「それには答えられない」と、決して真相を語ろうとはしなかった。

横暴で自己中心的

 とにかく自分中心で物事を考える性格。少しでも不満があればすぐに文句を言い、我慢ならないことがあれば感情をむき出しにして怒りを露わにする。かと思えば落ち込んだり泣いたりと、情緒がやや不安定。
 掃除、洗濯、料理といった家事も完全に他人(主にユラニア)に任せたりなど、細々とした雑用を押し付けていた。

 さらに全体的に浅慮であり、良かれと思ってやったことがかえって裏目に出ることも多い。作中では風の部族を助けるために精霊間のバランスを崩してしまい、ジャハラの砂漠化を招いてしまったことも。

能力

 詳しくはこちら⇩

tenkeiparadox.hatenablog.com

ストーリーでは(本編開始前)

外伝:神々の憂鬱

 自身を月の女神アリステラだと思い込み、そのように振舞っていた。だが、ヒューレーによって自身の正体がアリステラではなくアイトリアであると知り、思い込みは解消される。
 正気を取り戻した後は、七煌や従輝聖に探知されないように力を使わずに人間たちを指揮して天啓の丘を建造させた。

外伝:太陽の陰る時

 自身の行動を怪しんでやってきたタラッサとヒューレーと話し合いを行い、当初の約束である「七煌全員が千年の眠りに同時につく」という案には従わず、他の七煌たちが眠った数日後に自身も眠りにつくと宣言。
 だが、それならば誠意を見せろというタラッサの発案により、自身の神具を引き渡すことを命じられ、渋々ながらも承諾。ジャハラの七煌エリモスが管理すると聞いたあと、神具をタラッサに渡した。

千年計画~現代前

 七煌たちが千年の眠りについたことを確認すると、自身の正体は隠しながら、天啓の伝道者として世界を千年間影から操り続けた。

 本編から百年前、ヒュームに天啓を発してジャハラへの援助を打ち切らせて戦争を起こさせた(つまり、七国戦争を引き起こした原因でもある)。
 それにより、ヒュームがジャハラに攻め込む大義名分を作り、カブル・エリモスを攻め入れさせて自分の神具を回収しようと企んだ。だが、ジャハラの想像以上の抵抗を受け、失敗に終わった。

ストーリーでは(第一部)

リーニャ編~ペイシェ編

 詳しくは⇩から。

tenkeiparadox.hatenablog.com

ヒューム編

 アルジェントタワーの封印が破られたことを受け、七煌としての力を隠しておいた場所、天啓の丘へと向かう。そして力を取り戻した後、こちらへ向かってくるタラッサとヒューレーの気配を感じ取り、彼女たちを待ち構える。
 話し合いに来たエイツの姿を見るなり正気を失い、彼らと戦闘になる。憎悪のあまり力をコントロールすることができなくなり、仕えさせていた風の精霊がヒューム全土で暴走を始めてしまう。

 タラッサヒューレー、熾天聖、レアを同時に相手取ってもなお優勢だったが、ヒューレーの策にはまり決定的な一打を食らい、敗北。激しい爆発と閃光が起こったあと、服の切れ端のみを残して消滅し、風の精霊も全て姿を消した。

 死んでしまったので、当然ながら以降の出番はない............。

 

 

個人的な印象

▼ネタバレ注意

 第一部のラスボス。情緒不安定だけどやたら強く、かなりのトラブルメーカーでもある。正直言って、全ての元凶といってもいいレベル。

 

関連人物

・デクシア・・・エダフォス大陸を作った太陽神。彼を愛してしまったことが後の悲劇へとつながった。

・アリステラ・・・悪魔を従える月の女神。デクシアの愛を一心に受ける彼女を妬ましく思い、ときには自身が彼女であると思い込んだりもした。

・エイツ・・・本作の主人公。彼を災禍の導き手と名指した。彼には並々ならぬ憎悪を抱き、ときには殺そうともした。気に食わない顔と目をしているらしい。

ヒューレー・・・リーニャの七煌。彼女とは気が狂う前から反りが合わず、たびたび喧嘩になっていた。現代になると関係はさらに悪化している。だが、一方で暴走しなければいいヤツと評されたりもしている。

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エリモス・・・ジャハラの七煌。彼女からは特になんとも思われていないが、自身は一方的に悪感情を抱いている。ただ、気が狂う前は実はかなり仲が良かった。

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ユラニア・・・ヒュームの従輝聖。彼女を見初め、配下とした。かなり振り回していたらしく、身の回りの世話や面倒な事後処理や根回しも担当させ、さらに感謝もしないほど横暴に振舞った。
 しかし、一応これでも彼女を信頼しており、彼女を相手によく相談や愚痴を言っている。

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・シビル・・・ジェネラスの従輝聖。ユラニアがいないときの代理の付き人だったが、彼女からはかなり辛辣な評価を受けている。

 

他のキャラや専門用語はこちら⇩

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ストーリーでは(第二部)

▼以下、深刻なネタバレ注意

 死んだと思われていたが、なんとデクシアによって救われ生き延びていた。彼に救われた恩義に報いるため、ジェネラスに攻め込まれているヒュームを救うべく戦う。

 悪魔たちやベルゼブブの分体をこともなげに討伐していると、ルシフェルが目の前に何の前触れもなく出現。彼の姿を見るなり激昂し、半ば狂乱状態になりながら彼と戦闘を開始する。
 だが、神具が無い状態では万全の力が発揮できず、劣勢が続く。そんな中、キオーンに助け船を出され、神具をついに取り戻す。そして――。

 

 

 七煌としての力を完全開放。それを見たルシフェルはほくそ笑み、自身も千年ぶりに全力を出すことを宣言。

 

 七煌の央と七大悪魔の央。ここに、誰も踏み入れることのできない超次元の戦いが始まった。

登場イベント

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関連人物2

・エイツ・・・本作の主人公。かつては殺意を抱くほどに憎んでいたが、現在は多少落ち着きある程度普通にコミュニケーションを取れている。かなり横暴に接しているが、実は彼の人生を歪めてしまったことに心の奥底で罪悪感を抱いている。

ルシフェル・・・七大悪魔の一人にして、その央。彼にはエイツと同じくらいの憎悪を抱いており、姿を見るなり冷静さを失って襲い掛かった。 

 

 また、七国戦争のきっかけを作ったのみならず、千年前の二柱神戦争のきっかけも作ったことが判明した(マジで元凶じゃん)