”最強”を自称する脳筋戦士
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ひたすら強さを求めるクォンツィの戦士。数々の戦場を渡り歩いた傭兵で、強さ、判断力も確かだが、周囲からは戦いのことしか頭にない脳筋と評されている。
人は自分を最強と呼ぶとよく言っているが、実際に言われている場面は今のところない。
そのため、索敵にために行っている趣味の木登りも、バカは高いところが好きだからなぁと思われているとか。
目次
最強を目指す戦士
とにかく強くなることが目標。それゆえに常日頃から修行を欠かさずに行っている。特に虎のような強さを目標としており、それを目指して頑張っている。そのためならば手段を選ばず、エイツの力を借りるために心の底から嫌いな”かわいい”を実践し、媚びてみせたほど。
そして、強い敵と戦い、ひりつくような命のやり取りを楽しみたいという願望を持っているなど、典型的な戦い好きである。
ただ修行するだけでなく、戦いを通して得た経験もきちんと自分の力にしようとしており、その一環として自伝を付けて教訓を忘れないようにするマメな一面も。
その強さを一途に追い求める姿勢はしっかりと戦闘に活かされ、強さはもちろん、夜目が利いたり殺気を感じ取ったり的確に状況を判断して敵の弱いところを突いたりと、戦場では器用に振舞うことができる。
お調子者
やや調子に乗りやすいところがあり、さらにかなりおっちょこちょい。上で語った自伝も、彩りを加えるためにエイツとの恋愛話を捏造(さらに、エイツが自分に片思いをしているというように、自分をかなり大きく見せていた)。戦闘中でも突進して岩に激突していたりと、ソフィアからは『毎日がお笑いの連続』と呆れられている。
脳筋と呼ばれるだけあって少し思慮深さにも欠け、意図を理解できずに言葉の意味をそのまま捉えてしまう。そういうわけで、難しい本も嫌い。
だが、能天気で考えなしのように思われがちであるが、それだけでは決してない。修行の旅の中で、自分の未熟さによって戦場で親友を亡くしてしまった悲惨な過去を持っており、強さを追い求めて仲間たちを守りたいと考えるのもそれが強い一因となっている。
かわいいが嫌い
かわいいと呼ばれることをとにかく嫌い、カッコいいや強いと呼ばれたがる。そのためかわいいスカートを履きたがらず、たとえ家族に勧められたとしてもはっきりと嫌がる。
だが、実は幼少期はかわいい物好きの女の子だったらしく、ぬいぐるみが大好きだった。自分のことをニャンニャンと呼び、他人がそう呼ばないと期限が悪くなってしまっていたとか。さらに、かなりの泣き虫でもあり、なだめてくれないとずっと泣き続ける子でもあったそう。
本人はこのことを、最強伝説から抹消したい黒歴史と扱っている。
尊敬する父のために
強さを追い求めるのはもちろん自分のためでもあるが、父親のためでもある。元々は父の事業を手伝いたかったのだが、頭がイマイチよくない彼女にとっては難しいことだった。そのため、自分が強くなることで『最強の戦士の実家』という看板を手に入れる形で手伝おうとしている。
ここまででも分かる通り、父のことはとても好き。父上と呼んで慕っている。母を亡くしてしまっていることも影響しているかもしれない。
父の方も当然娘であるシンユエを愛し、自分自身の幸せを追求してほしいと願っている。そのため、かわいいスカートを履いてほしいし、結婚して幸せになってほしいとも思っている。
ストーリーでは(第一部)
クォンツィ編
フォウジン闘技大会に出場し、一回戦でライサと対戦。小柄ながらも威力のある槍の突きで追い詰める。だが、土による目つぶしを食らい、目に頼らず殺気で相手の動きを探知しようとし過ぎた結果、殺気を消せるライサを捉えきれず敗北した。
その後、闘技場で起きた災禍への対処にも手を貸す。ファルハーナの護衛を担当し、彼女を王宮まで連れて行った。
ストーリーでは(第二部)
サイド:ジェネラス
今年のフォウジン闘技大会に出場する前に、去年、フォウジン闘技大会で優勝したライサに会うため、彼女がいると聞いた国を旅して回っていた。そして、ジャハラでナディラと出会ったときに確たる情報を掴み、はるばるジェネラスまでやってきて彼女と再会。日が暮れるまで手合わせした。
その翌日、ライサに、彼女と一緒にいたシビルやハクトとともにご飯をご馳走になった。
サイド:クォンツィ
予定通りフォウジン闘技大会に出場。一回戦ではミネルヴァと当たり、槍同士の戦いでは熟練度の違いで優位に立つ。だが、ミネルヴァの元の戦闘スタイルである拳による攻撃を考慮できなかったため、隙を突かれて敗北。再び一回戦負けで終わった。
大会が終わった後もしばらくクォンツィに滞在し、ばったり出会ったレイリャンと手合わせをしたがった。
登場イベント
個人的な印象
▼ネタバレ注意
本人には申し訳ないんだけど、かわいい。ふとしたところで見える女の子らしさが最高にかわいい。とにかくかわいい。かわいい。
関連人物
・ファンイー・・・クォンツィの丞相。親同士の仲が良かったため、昔からの顔なじみとしてよく一緒に遊んでいた。それゆえ、彼女とはタメ口で話し合う。
・ミザリー・・・世界征服を企むポンコツ発明家。戦いを重要視する者同士気が合い、素の実力では弱いという、自分とはまるで正反対な彼女のことを気に入っている。
・ライサ・・・ジェネラスのクールな双剣使い。彼女に闘技大会で負けたため、強く意識している。
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