慈愛と勤勉のジャハラの女王
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ジャハラの現女王で、ナディラの腹違いの姉。ジャハラ、ひいてはジャハラの民のため、粉骨砕身の思いで政務に身を投じる。
女王らしい責任感と、女王らしからぬ寛容さを併せ持った好人物。
趣味・特技
料理・・・国王でありながら、そしてナディラの姉でありながら料理が得意。自分自身で作ることで城で働く人たちの負担を軽くするため、毒見の時間を短縮するために始めた。自身がかなりの食通であることも理由である。
ピアノ・・・先祖から受け継がれた唯一のぜいたく品。穏やかな旋律を奏でる。
サボテン鑑賞・・・部屋に鉢を並べ、よく何も考えずにぼーっと眺めている。厳しい環境でも平然とたたずむ姿を気に入っている。
目次
責任感の強い女王
自らの女王という立場に対してとても強い責任感を抱き、休みもほとんど取らずに政務に明け暮れている。さらに、一連の仕事を終えた後も、戦闘の訓練を毎日熱心に行う。
これらは全てジャハラを守り、より良い方向へと導くため。同時に強すぎる責任感が仇となり、もともとそこまで丈夫でない身体にもかかわらず無理をしすぎて体調を崩してしまうことも多い。
親しみやすい女王
女王という立場でありながら、民との距離がとても近い。これは彼女自身が民を心から愛しているからであり、それゆえに民からも慕われている。
しかし、時折おしのびで街を探索したり、汚いけどおいしい飲食店を巡ったりと、やや民との距離が近すぎて警戒心が薄い側面もあり、彼女の護衛は気が気でないとか。
交渉術
その穏和な気質を活かし、丁寧に他国やジャハラの有力貴族との関係を構築しようとしている。成果ははっきりと現れており、リーニャと国交を結んだり、有事の際には有力貴族からも力を貸してもらったりしていた。
ストーリーでは(第一部)
ジャハラ編
ジャハラに帰ってきたナディラたちを出迎える。彼女から旅の成果を聞いている最中、ジェネラス軍がウルドゥ関所を襲撃したことを報告される。エイツたちの好意を受け入れ、救援に向かうように頼んだ。
戦争に発展するかと思い身構えていたが、幸い小競り合いの範疇に収まっていた。だが、ナディラ(鏡界)がアニマを引き連れてアル・ハブークを襲ったことで状況が一変。ジェネラスはそれを好機と捉えてウルドゥ関所を突破し、王都ナフラに進軍を開始した。
圧倒的劣勢に追い込まれ、サユカに亡命を提案されたものの、感謝しつつもそれを拒否。代々王家に伝わる「君主たるもの、常に民に誠実であれ」という教えを守るため、民を置いて逃げることはないと強く意思表示した。
その後、リーニャの大使としてやってきたピオネロの族長ライムンドと友好条約を締結し、同盟を結ぶ。彼らも戦場に向かってくれることをありがたいと思いつつも、見殺しにはさせまいとジャハラ全土から集めた兵を率いて自らも戦場に降り立った。
だが、サユカたちの策略が見事にハマったことで、ジェネラス軍はすでに撤退。拍子抜けしつつも、今度はナディラ(鏡界)の討伐に向かったエイツたちの元へ行こうとするが、そちらもすでに終わっており、結局戦うことはなく事態は収拾した。
全てが終わり、簡単な宴を王都で開いて尽力してくれた者たちに感謝の言葉を述べる。そして、エイツたちの旅を支援することを約束し、ナディラを他国との関係改善のためにその旅に同行させてくれるように頼んだ。
クォンツィ編
クォンツィの丞相ファンイーから、フォウジン闘技大会観戦に招待され、ファナンとテーセツの忍びであるリンネとともに会場へと向かう。
二人が護衛方針でたびたび衝突するのをなだめながら、なんとかクォンツィに到着。決勝戦にはなんとか間に合い、観戦した。
だが、ライサ(鏡界)が引き起こした災禍に巻き込まれてしまう。退却路が見つからず困っていたが、ファンイーの手引きによって脱出ルートを確保。エイガ忍衆、親衛隊のファナン、そしてシンユエを護衛とし、クォンツィの王宮に向かった。
ストーリーでは(第二部)
七国会議編
災禍が続く中、各国で協力体制を構築するための場を設けるため、七国会議をジャハラで開く。ヒュームの代表であるエイツと出会い、ジェネラスに不穏な動きがあると伝えた。また、ジャハラの七煌を調べるように頼まれ、これを快諾した。
手がかりを探してジャハラに残されていた記録を読んでいたところ、天啓の伝道者を名乗る女アイトリアがジャハラに来ていたことを知る。アイトリアについて詳しく聞くため、ナディラを呼び出した。
ジェネラスの妨害によって少し延期はしたが、七国会議を開催。開催国の代表として、会議を取り仕切った。
七国会議を終え、天啓を調べた成果をナディラに話す。七国戦争のきっかけを作ったのは、アイトリアの可能性があると語った。
個人的な印象
▼ネタバレ注意
国王という立場でありながら、少女のような感性を失っていない可愛らしい人。色々含めて好かれやすいのもわかる。
関連人物
・ナディラ・・・ジャハラの王女であり、妹。腹違いではあるがとても仲が良く、彼女が心の支えになっている。
・シェヘラザード・・・ジャハラの占い師。ほとんど側近のように扱いつつも、友人のように気安い仲でもある。
・ファナン・・・ジャハラ王室親衛隊。彼女には絶大な信頼を寄せており、重大な役割を任せることも多い。
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