『天啓パラドクス』ファンブログ

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『謎の女/天啓の伝道者』

災禍の導き手を憎む謎の女

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 天啓の伝道者を名乗る謎の女。天啓によって災禍の導き手と名指しされたエイツに並々ならぬ憎しみを抱き、風の精霊の力を使って逐一彼らの動きを監視している。

 自分以外の人間を心の底から見下し、彼らを愚かと嘲る。

目次

エイツへの憎しみ

 災禍の導き手と名指しされたエイツに激しい憎しみを抱く。理由は全く不明だが、ことあるごとに彼の名声を陥れようとしたり、挙句の果てには殺そうとまでするなど、とにかく何らかの形で危害を加えようとする。
 しかも、そのためなら他者をどれだけ巻き込んでも問題ないと考えているようで、劇中ではエイツを守ろうとしたライサたちごと殺そうとした。

奇妙なスタンス

 だが、実は彼女自身は災禍を引き起こしてはおらず、自然発生的なものや悪魔が引き起こした災禍を利用、あるいは利用しようとしているに過ぎない。上記のエイツを殺そうとした出来事も、あくまでエイツを殺そうとしただけで大規模な惨劇を起こしたわけではない。
 また、七大悪魔や月の女神アリステラが絡む災禍にはなぜか激しい怒りを見せ、彼女なりの手段で災禍を抑え込もうとする意外な一面も。

 とはいえ、それ以外に起こった災禍には自身が力を貸せば確実に人々を救えるという場面でも不干渉を貫き、さらには災禍が起こったことにほくそ笑んでいるため、言葉を濁しても人格に問題のある人物であることに変わりない。

能力

 圧倒的な実力を持ち、魔物よりも強いアニマを一撃で吹き飛ばしてみせ、威圧感でアニマの群れの動きを止めた。他にも、

・言葉に魔力を込める能力・・・これにより、多少不自然であっても、ある程度なら自身の話を相手に信じさせることができる

・空を飛ぶ能力・・・空中浮遊ができる

・遠く離れた場所の状況を把握する能力・・・空間を映し出し、離れた場所の様子を見ることができる

・風の精霊と会話する能力・・・風の精霊に命令し、情報を収集する。

・眠りにつかせる能力・・・呪文を詠唱することで使用する。口の中で詠唱しても効力を発揮するなど、かなり小声でも問題ない。

 など、常人では考えられない能力を多数保有している。

ストーリーでは(第一部)

リーニャの森編

 ゼノアニマを倒したエイツたちを陰から観察していた。当然の結果と断じ、次こそ災禍の導き手の苦しむ顔を楽しみにしていると呟いた。

ピオネロ編

 別行動をとっていたソフィアたちと合流しようとするエイツたちの前に、冷気と風とともに姿を現す。なかなか死なないエイツ――災禍の導き手に引導を渡すべく、自らの手で始末をつけることを宣言。
 ライサナディラサユカといった実力者を圧倒し、トドメにエイツたちを結界に閉じ込めて大規模な魔法を放とうとする。観念して自分以外の命を助けるよう懇願するエイツの言葉に耳を全く貸さないまま、まとめて消し炭にしようとした。
 だが、寸前で彼らの足元に謎の穴が出現。エイツたちを鏡界に取り逃がしてしまった。

 しばらくしてこちらの世界(原界)に戻ってきたエイツたちに再び接触。アニマの群れとその場にいる全員の動きを圧倒的な威圧感と魔力を込めた言葉で止め、エイツたちに謎の穴について問いただす。
 事態をおおよそ把握すると、その場にいるピオネロの民に向け、自らが天啓からの使命を帯びた『天啓の伝道者』であることを告げる。そして、災禍の導き手であるエイツが、アニマを引き連れて災禍を引き起こしたり、邪神アリステラを復活させて世界を混沌に陥れようとしていると糾弾。言葉に魔力を込めることでピオネロの民に自身の言葉を信用させたあと、その場から姿を消した。

 その後、能力を使ってエイツたちの行動を遠くから監視し、彼らの向かう先がジャハラであることを突き止める。

ジャハラ編

 ジェネラス軍に攻め込められて損傷したウルドゥ関所を眺め、戦い続ける人間を見下す。そして、次はこの程度では済まさないと不穏な言葉を独り呟いた。

 ウルドゥ関所から砂漠へと移動し、風の精霊からジェネラス軍がジャハラへと攻め入ったことを知り、あざけ笑う。ツイていないジャハラに同情しつつ、滅びるのは時間の問題だと予想。民衆はその原因を何かに求めると推測し、その矛先を災禍の導き手であるエイツに向けようとほくそ笑んだ。

 しかし、エイツたちによってジャハラは救われ、その企みは不発に終わる。それでも特にショックを見せることなく、エイツたちが次に向かう先がクォンツィであると看破。再び何かを企む素振りを見せた。

クォンツィ編

 災禍を引き起こすために現れた七大悪魔のルシフェルが出現したのを感じ取り、彼に明確な怒りを見せた。

 風の精霊からルシフェルが悪魔メフィストを復活させたことを聞き、ますます激昂。悪魔は滅ぼすべき存在だと断じるが、今の自分では到底勝てる相手ではない。そのため、七煌ファオの神獣シェンファーの封印を解き放ち、メフィストの元へ行くように簡単な指示を出した。ついでに災禍の導き手エイツを巻き込んでくれれば儲けものだと笑った。

 騒動終結後、エイツたちが次なる目的地をペイシェであることを突きとめる。クォンツィとは比べものにならない災禍が起きる可能性があることを危惧し、引き続き様子を見ることを決めた。

ペイシェ編

 自身はヒュームに居ながら、風の精霊からアルジェントタワーの封印が破られたことを知る。不吉な予感が的中したことに危機感を覚え、やはり手を打つべきだと述べた。

ヒューム編

 ヒュームに悪魔が攻め入っているのを尻目に、天啓の丘へ赴き今度こそはっきりさせると何かを固く決意していた。

その正体

▼ネタバレ注意

 その正体は、ヒュームの七煌、アイトリア。およそ千年前から太陽神を騙り、自身の言葉を天啓としてヒュームに伝えて世界を影から操っていた。

 つまり、エイツを災禍の導き手と名指しし、その後の人生を狂わせたのも彼女である。

 

関連人物

・エイツ・・・本作の主人公。異常なまでに彼を敵視している。

 

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