正義の執行者
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天啓のエンフォーサーのリーダー。天啓の名において正義を執行するべく、災禍の導き手と名指しされたエイツを追う。しかし、なんだかんだでいつも共闘しているため、エイツたちからはすっかり仲間扱いを受けている。
エンフォーサーの活動以外では調教師をしており、動物を手なずけることを得意としている。
口上は「絢爛たる疾風の鞭で悪を討つ! 正義と愛の伝道師、ヴァネッサ!」
趣味は英雄譚を読み漁ることで、特に七煌の物語を読むことを好む。旅を続けて色々な出来事が起きてからは、自分自身で英雄譚を書こうと息巻いている。
▼本心では……?
本当の動機はエイツとの思い出を残したいという乙女心である。
目次
正義を愚直に遂行する
正義を執行することを自らの使命と捉え、常日頃から正しい行いをすることを心掛けている。その正義は小さいことから大きいことまで幅が広く、列に横入りした人間を注意して最後尾に並ばせるかと思えば、人々を襲う魔物を討伐しに出かけることもある。さらには単なるおせっかいですら彼女のいう正義に入る。とにかく自分の正義を信じ、それを真っすぐに貫こうとするのだ。
ただ、やや思い込みが激しいため、かえって迷惑を掛けてしまうことも。それを気にしてか自分の正義が本当に正しいか思い悩んだ時期もあったが、最終的には自分の正義を貫きつつ正しいことも探すという方向に落ち着いた。
エイツへの心境の変化
当初は災禍の導き手と名指しされたエイツに敵対心を持っていたが、関わりを持って行くにつれて少しずつ印象を改めていくようになった。そして、天啓の正体を知ったことでついに(一方的な)わだかまりは完全に解け、以降は正式に仲間として行動することに。
また、旅の途中で実際のエイツの人柄に触れ、特別な感情を持つようになった。初めの方は表向き敵対していたため素直になれなかったが、敵対する理由が完全に無くなってからは気持ちを伝えることが多くなった。
水着のすがた
当初は破廉恥だとしてこの水着を着ることに乗り気ではなかったが、エイツが好きそうという言葉を受けて即買いした。だが、実際にエイツに見られたときは恥ずかしさのあまり逃げ出してしまっている。
ただ、心の中の整理はついたようで、今まで複雑だった心境がすっきりし、ようやくエイツとの適切な距離感を見つけることができたとのこと。
エグゼリカとは完全に和解。今までが今までだったので、つい余計な気遣いをしてしまうこともあった。
だが、エグゼリカと分かり合えたのは、エイツが贈ってくれた言葉「離れているからこそ芽生える絆もある」のおかげでもあった。
彼女と別れてから、エイツと出会い、彼に巻き込まれて何度も大変な目に遭った。そして、それらを乗り越えることで成長することができ、エグゼリカとも真っ直ぐに向き合うことができた。エグゼリカと離れなかったら、和解することなどできなかったのだ。
エグゼリカを加えた4人でバカンスを楽しむはずが、ひょんなことから海の家を経営することになってしまった。とはいえ、これはこれで楽しいらしい。
ヴァネッサは主に売り子を担当し、愛想を振りまいている。
休暇中ではあるものの、ビーチを見回りして悪を見つけ次第成敗している。
ストーリーでは(第一部)
リーニャの森編
災禍の導き手と名指しされたエイツの身柄を確保するためリーニャ・タウンで彼らと遭遇する。だが、この町で荒事を起こすのは良くないと考え、一時撤退した。が、シャーロットの蒸気自動車がエンストし、町に残ってアニマたちと戦っていた。
その後、リーニャの森まで追跡し、名乗りを上げながらエイツたちと戦闘を開始。しばらくしてエイツたちの様子が急に変わり不思議に思っていると、アニマが大量に出現したため撃退しようとする。だが、数が多く、メリッサやシャーロットと一時別れて退いた。
ピオネロ編
ゼノアニマ騒動が終わると、仲間たちと合流して引き続きエイツたちを追うが、エンジントラブルにより手で蒸気自動車を押す羽目に。そこに行商人のエリーザと出会い、不足している部品を買い上げて蒸気自動車を修理した。
……はずだったが、今度は逆にスピードが上がり過ぎて爆発。エイツたちの元に満身創痍の状態で辿り着くも、何もできないまま泣く泣く撤退した。
そのあとはなんとか身体を回復し、ピオネロでタンクを配っているソフィアたちに接触。彼女たちに問い詰めようとした矢先、火事が発生する。ソフィアに言いくるめられる形になったものの、的確な指示を住民に与えるなどして消火活動を手伝った。
火が収まり町に火を着けたアマリア(鏡界)が捕まったことで一件落着かと思いきや、ダークリフレクターの影響でアニマがピオネロに現れ、ソフィアたちと協力してその退治に当たる。
そこに天啓の伝道者を名乗る女が姿を現す。そして、エイツへの糾弾を聞くが、意見が合ったとはいえ頭から信じようとはしなかった。アニマたちを片付けて少し経った後その旨をエイツたちに告げ、共闘すべき状況なら手を貸すと言って別れた。
ジャハラ編
蒸気自動車でジャハラの砂漠を進んでいたところ、ザブーンの襲撃を受けて必死になって逃走。シャーロットの判断でエイツたちの乗るミルの元へ向かい、彼らと共闘してザブーンの進路を変更させて生き延びた。
蒸気自動車が壊れてしまったため、仕方なくミルに乗せてもらってジャハラの王都ナフラに到着する。エイツたちに礼を言いながら、その場は別れた。
ジェネラス軍に襲撃を受けたウルドゥ関所救援要請をエイツたちから受け、同行。医療物資の運搬を手伝い、王都ナフラに戻った。その後は再びエイツたちと別行動をとる。
アル・ハブークでアニマが出現したと聞き、エイツたちと三度行動を共にする。その道中にあるタフトゥル廃坑でアニマたちを待ち伏せて迎撃。襲撃の首謀者ナディラ(鏡界)を撤退させ、見事勝利した。
王都ナフラに戻ったあとは、壊れた蒸気自動車を修理するためジャハラに残った。
クォンツィ編
蒸気自動車の修理が終わり、クォンツィに入国。エグゼリカの企みを止めるべくフォウジン闘技大会に参加し、二回戦でライサと激突する。敗北し、二回戦敗退で終わった。その後は観客席でエグゼリカと戦うライサを応援し、敗北したエグゼリカと少ない言葉を交わした。
決勝戦が意外な形で終了する中、ルシフェルの手によって大量のアニマが闘技場に出現。災禍の地割れ跡に現れた悪魔の対処をエイツたちに任せ、自らは天啓のエンフォーサーの面々やエグゼリカ、クォンツィ軍とともに闘技場にいるアニマたちの掃討に回った。
アニマたちをあらかた片付け、次なる標的をライサ(鏡界)たちに定めようとしたが、一瞬の隙を突かれて逃げられてしまう。
騒動が終結したあとは、エイツたちとチャオグォの店で開かれた祝宴に参加した。
ペイシェ編
ペイシェに到着し、メリッサとシャーロットには休暇を出して街を楽しんでいると、アルジェントタワーに向かおうとするマカロンたちを目撃する。すぐに自分もアルジェントタワーに行くためにメリッサたちと合流した。
蒸気自動車が正常に働き、エイツたち、マカロンたちと合流。しんがりを務めているミリアム救援に向かった。
ミリアムを助けて首都タラッサに帰還した後、あくまで自分たちは仲間ではなく敵だと強調した上でエイツたちと別れた。
ヒューム編
ヒュームに出現した悪魔討伐、そして住民の避難誘導に協力する。カルラやミリアムとともに全ての悪魔を討伐したあと、蒸気自動車でエイツたちのいる天啓の丘へ行った。彼らと情報交換し、信じていた天啓が真っ赤な偽物であることを知り、激昂。動揺を隠せなかった。
ストーリーでは(第二部)
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信じていた天啓がアイトリアの騙ったものだと知ってもなお、天啓のエンフォーサーと名乗って活動している。これは、とある情報筋曰く、エグゼリカとの思い出が込められているかららしい。
シャーロットが中心となって開発された聖化武装を身に纏い、大幅なパワーアップを果たした。
個人的な印象
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メインキャラの一人。最初はいわゆるツンデレだったけれど、二部に入ってからはすっかり乙女のようになってしまった。かわいい。
登場イベント
関連人物
・メリッサ、シャーロット・・・天啓のエンフォーサーのメンバー。彼女たちとは強い絆で結ばれている。
・エグゼリカ・・・天啓のエンフォーサーの元メンバー。悪に対するスタンスの違いから道を違えることになったが、互いに大切に思い合っている。
・エイツ・・・本作の主人公。災禍の導き手とされた彼を追ううちに、少しずつ心境に変化が生じた。
・クレア・・・幼馴染。彼女からエイツの話を聞き、彼を追いかけることにした。
・ソフィア・・・エイツの幼馴染兼護衛。彼女とはライバルのような関係。
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