聖化武装のお披露目
あらすじ
アニマが世界各地で発生し、世界中がその対処に追われる中、その対抗措置として考えられた装備。その名は聖化武装。エイツの他者に力を分け与えられる能力を最大限効率化させ、装備者を圧倒的にパワーアップさせることができる。
その聖化武装の訓練を執り行うため、ペイシェとリーニャで交換留学会をすることになり、それにぜひ参加してほしいとステファニアの要望を受けたエイツとソフィアは、ペイシェへやってきた。
早速訓練を開始する面々だったが、体力の消耗が激しくなかなかうまく使いこなすことができない。シャーロットたちが聖化武装を改善し、体力の消耗はかなり抑えられるようになり抜群に使いやすくなったが、戦闘経験に乏しいフランシスカにはなお厳しいものがあった。
だが、フランシスカは諦めなかった。なんでも一人でこなそうとするステファニアの力になるために訓練を続け、その甲斐もあって少しずつ聖化武装に慣れていく。
しかし、その矢先、ペイシェでアニマが出現し、その対処を聖化武装を身にまとったメンバーで行うことに。慣れてきたとはいえ、まだまだ実戦経験の足りないフランシスカは動揺しつつも、自身初の戦場へと向かうのだった――。
目次
登場人物
・フランシスカ・・・リーニャのプリンセス。戦いに慣れていないため苦労するが、ソフィアの指導の下持ち前の明るさで訓練に励む。
・ステファニア・・・ペイシェの次期女王。ペイシェとリーニャの交換留学会を実施し、自身もメリッサに教わりながら聖化武装の訓練に励む。
・ファナン・・・ジャハラのファルハーナ親衛隊の隊員。親衛隊隊長に内定しているとの噂。同じ鞭使いのヴァネッサから聖化武装の使い方を教わる。
・シャーロット・・・天啓のエンフォーサーのメンバー。聖化武装開発のリーダー。
・ヴァネッサ、メリッサ・・・天啓のエンフォーサーのメンバー。聖化武装に慣れている者として、フランシスカたちの訓練を手伝う。
・ソフィア・・・エイツの幼馴染兼護衛。今までやってきたことが実を結び、世界中に名を轟かせる有名人に。伝説の守護騎士とまで呼ばれ、フランシスカを差し置いてリーニャの代表として交換留学にやってきた。
・エイツ・・・本作の主人公。聖化武装の改善を手伝った。
・アリーチェ・・・ペイシェ騎士団団員。聖化武装の改善を手伝った。
・エリーザ・・・ペイシェ王室御用達商人。聖化武装の素材を提供する。
・アレッシア・・・フリーの傭兵。ペイシェ騎士団の大半が訓練に参加するため、代わりに巡回していた。
・ミリアム、テレーザ・・・ペイシェ騎士団団員。直接は登場しないが、ペイシェの代表としてリーニャへ騎士団のノウハウを教えに行った。
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・ロセット・・・ペイシェの凄腕魔法使い。直接は登場しないが、ミリアムたちとともにリーニャへ行った。
・タラッサ・・・ペイシェの七煌。従輝聖を探しているため登場しない。
ストーリー
▼ネタバレ注意
熾天聖に変身したソフィアに協力もあって、なんとかアニマを撃破した。だが、フランシスカは足を引っ張ってしまったと落ち込みを隠せない。そんな彼女を励まそうとするステファニアの前に、さらなる凶報が。同じタイプの強力なアニマが別の箇所に二体現れ、アニマの軍勢が町を襲っているのだ。
町の守りをソフィア、アリーチェ、アレッシアに任せ、強力なアニマ二体は聖化武装のメンバーを二手に分けて撃破することに。そして、一方のリーダーをフランシスカが担当することになった。
足を引っ張ってしまった自分には無理だと訴えるフランシスカを、厳しくも優しく激励するステファニア。そして、エイツから励ましの言葉を掛けられたことで、奮起。ヴァネッサたちにサポートされつつも、なんとかアニマにトドメを刺した。
騒動が終結して交換留学会も終わり、それぞれが別れの言葉を告げていく。フランシスカはエイツに改めてお礼を言い、次はリーニャに来てほしいと腕に抱きつく。だが、ファナンもファルハーナが会いたいからと、次はジャハラに来てほしいとエイツの手を引っ張る。
必然的に引っ張り合いになるも、まんざらでもない様子のエイツ。そんなだらしない彼に、余裕そうに微笑んで立ち去るソフィアたち。結局、その引っ張り合いはかなり長いこと続くのだった。
個人的な印象
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