エリート商人
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世界中を旅する行商人。エイツの師匠で、商人のイロハを叩き込んだ。商人としては一流だが、それ以外は人並み程度。王室に招かれたとき広すぎて迷子になってしまい、半泣きになったことも。だが、それでもお客様が必要としていれば、不慣れなことでも果敢に挑戦する。
目次
世界中を旅する関係で、初めて訪れる場所でも違和感なく溶け込むためにその国や地域に合った衣装を複数持ち歩いている。
お客様に接する場合は、たとえ相手が子どもであっても敬語で話す。
商人としての矜持
お客様第一主義を掲げており、商売で一番大事なものは顧客満足度と語る。そのため、客が笑顔になる姿を見るのが好き。その一環で、ミスで大量に仕入れてしまった商品を利益度外視の大特価で売ることも。ただ、媚びるわけではないので、根拠のない過剰サービスをする同業者は許せない。
一方で完全なプライベートであれば、相手の喜ぶ顔が見たいあまりついプレゼントをあげすぎてしまう。
また、そういった喜んでもらいたいという気持ちが先行し過ぎて、独りよがりなることが時々ある。そういうときは激しく落ち込み、深く反省する。
他にも商人としての心得があり、それらは全部で99個にまで及ぶ。学生時代の恩師から教わったもので、全てを暗唱できる。以下は一部を抜粋したもの。
・商人の心得その１「呼ばれる前に駆け付けろ」・・・お客様を待たせてはならないという心得。
・商人の心得その２「タフであれ」・・・どんな過酷な環境でも商売するという心得。
・商人の心得その７「常に敬意を忘れない」・・・お客様はもちろん、生産者や職人への感謝の気持ちを忘れないという心得。
・商人の心得その20「商人は社会の歯車たれ！」・・・物流が無ければ社会は成り立たないのだから、商人としての仕事を全うすべしという心得。
・商人の心得その23「全てに感謝を」・・・人との縁や周囲の環境、お客様などへの感謝を胸に頑張るべしという心得。
・商人の心得その91「下心は顔に出る」・・・下衆な考えをせず、真摯にお客様に接するべしという心得。
商人としての腕前
立派な矜持だけではなく、その手腕も高い。怒り心頭でクレームをつけてきたお客様を逆に良い気分にさせて、別の商品を買わせたほどに口が上手い。
お客様のことを第一に考えているため、客の需要を正確に読み取る聡明さも持っている。
さらに信じられないことに、世界中の一度会ったお客様の名前と顔、その身分を全て覚えているほどの優れた記憶力を持つ。この優れた記憶力は、お客様の似顔絵を使った絵合わせゲームを使って鍛えられたもの。
運まで持っているようで、何もない場所で店を開いたときも不思議と客が集まっていく。
商人になったきっかけと根付いた信条
今でこそポジティブで明るい一面が目立つが、最初からこういう性格をしていたわけではなかった。幼少期は優秀な兄弟たちと自分を比べ、取り柄が無いと卑屈になっていたのだ。
そんなとき、疲れ切った旅人を見かけ、彼女は思わず遊びで作ったレモネードをあげた。すると、旅人は元気を取り戻し、笑顔と感謝の言葉を彼女に述べたのだ。
それを見た瞬間、「自分は商売で人を笑顔にできる」と確信し、そこから商人を志すようになった。ちなみに、そのとき作ったレモネードは当時の気持ちを忘れないために今でも作っており、誰でも買えるようかなりの安値で販売している。
そのあとは、工業製品の知識や職人との接し方を師匠から教わった。その師匠は職人ではあるものの、彼女の商人としての矜持はその彼から受け継がれた。
ストーリーでは（第一部）
リーニャ編
エイツたちがリーニャのピオネロに向かう道中で、店を開いていた。生鮮品などの生活必需品を彼らに売った。
そのあとに遅れてやってきた天啓のエンフォーサーの面々に、蒸気自動車の欠けたパーツを売り、ついでにエイツたちが先ほど通ったことを教えた。
クォンツィ編
クォンツィの闘技大会を利用して一儲けを狙っていたところ、エイツたちと再会する。フォウジン闘技大会のことをエイツたちに教えた。
ストーリーでは（第二部）
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ペイシェ王室御用達商人
なんとペイシェ王室お抱えの商人という身分を与えられることになった。↑はそれに伴って用意した正装。
ステファニア考案の聖化武装を完成させるため、必要な物資を調達する役割を任された。
出世したことで責任感も増したのか、ペイシェの商人のまとめ役を自称し、明らかに管轄外である盗賊団の捕縛にも尽力した。
個人的な印象
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エイツの商人としての師匠ということで、かなりの重要人物。その割にはメインストーリーではイマイチ出番が無かったが、第二部からはかなり目立つポジションを手に入れた。ついに存在感を見せるときが……？正直、顔が好みなので、軽率に出番をバンバンあげてほしい。
登場イベント
関連人物
・エイツ・・・本作の主人公。何も知らない彼に商人のイロハを教え込んだ。
・ステファニア・・・ペイシェの次期国王。ペイシェ王室御用達商人の地位を与えてもらった。
・パオラ・・・商人見習い。エイツ繋がりで顔見知りとなり、彼女のペイシェ王立魔法学院への入学を薦め、さらにその手助けもした。
・ロセット（鏡界）・・・鏡界からやってきたもう一人のロセット。やることのなかった彼女にペイシェ王立魔法学院に行くことを薦めた。
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