『天啓パラドクス』ファンブログ

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潜入! ズロイ盗賊団との攻防戦

VSズロイ盗賊団!!

 

あらすじ

 リーニャ近衛兵団の一員、グリセルダから連絡をもらったエイツたちは、ジェネラスの首都キオーンでマリヤと出会う。彼女から、とある案件について力を貸してほしいとのことだった。
 その案件とは、最近になって活発になり始めたズロイ盗賊団の調査。ジェネラスに古くから伝わる恐ろしい魔物の名を冠したその盗賊団は、角がついた仮面を被りながら商家から色々なものを盗み続けているという。
 彼らを放ってはおけないと積極的に協力する姿勢を見せるエイツ、グリセルダ、イオリ。だが、警備隊の詰め所に到着すると、思いもよらない事態が起こる。なんと、そのズロイ盗賊団から予告状が届き、マイコフ商会の品を月が真上に上るまでに盗むというのだ!


 一方、ズロイ盗賊団の団長ジーイェンとその部下であるハイファは、ジェネラスの裏路地を歩いていた。実は、ズロイ盗賊団とは食うに困った人たちが寄り添って結成された組織であり、盗品を換金したものを貧しい子どもたちに分け与える一面も持っていたのだ。

 

 そんな事情を知らないエイツたちは彼らの犯行を防ぐべく、予告状にあったマイコフ商会で張り込みを続ける。だが、出し抜かれ、マイコフ商会の宝はまんまと盗み出されてしまった。
 悔しさを滲ませるマリヤたち。彼らを野放しにしてはおけないと、イオリは一計を案じる。それは、ズロイ盗賊団への潜入調査だった。

 

 警備隊VSズロイ盗賊団。今、両者の対決が火蓋を切ろうとしていた――。

 

目次

登場人物

警備隊

マリヤ・・・ジェネラスの首都キオーンの私設警備隊隊長。まんまとしてやられ、職を失う危機に直面するも、それでもズロイ盗賊団を捕まえるべく行動する。f:id:tenkeiparadox:20240414132729j:image

・イオリ・・・リーニャの近衛兵団第13師団所属。冷静沈着に物事に対応し、ある策を実行する。

・グリセルダ・・・リーニャの近衛兵団、第13師団部隊長。元部下であるマリヤに喜んで力を貸す。

・エイツ・・・本作の主人公。あまり活躍しないが、強いて言えば疲れているイオリに力を渡したくらい。

・ハンペン・・・言語を解する魔物。癒し枠。

ズロイ盗賊団

ジーイェン・・・ズロイ盗賊団団長。凄腕の盗賊だが、貧富の差が拡大している現状を憂いている。

・ハイファ・・・ズロイ盗賊団の忠実なる団員。そそっかしくドジをよく踏むが、前向きな姿勢を忘れない。入ってすぐに手柄を立て続けるイオリに対抗心を抱く。f:id:tenkeiparadox:20240414132752j:image

・イオリ・・・ズロイ盗賊団に潜入したスパイ。怪しまれないよう慎重に彼らと行動を共にする。

ストーリー

▼ネタバレ注意

 イオリがズロイ盗賊団に潜入して数週間が経過した。短い期間ながら手柄を立て続けた彼女は、団の中でも一目置かれる存在となっていた。

 その彼女が次なる標的を団員たちに報告する。ズロイ盗賊団の次の標的は、ブラリオートと呼ばれる真っ青な宝石。極寒の地に眠っていたとされる宝石は、屋敷の中にある開かずの間に保管されている。悪い魔物を捕獲するために使われていたという民話もある曰く付きの宝石だ。
 詳細、かつ分かりやすく説明するイオリを褒めるジーイェン。だが、それが気に入らない者がいた。ジーイェンの右腕を自称するハイファは、イオリにその座を取って代わられるのではないかと焦りを覚え始める。

 そこで、彼女はとある妙案を思いつく。イオリと張り込み中に彼女に睡眠薬入りのチョコを食べさせ、信頼を失墜させようと企んだのだ。しかし、間違って自分が睡眠薬入りのチョコを食べてしまい、眠りに落ちる。
 イオリはハイファの企みには全く気付いていなかったが、これ幸いと無防備な彼女から情報を抜き出す。そして、大事な任務中に眠ってしまい、ジーイェンから責められそうになったハイファをかばうと、彼女からすっかり気に入られることになった。

 

 ハイファから抜き取った情報をマリヤたちに伝え、いよいよ決行当日の日になった。だが、そこで予想外の事態が発生する。ハイファがジーイェンにあてて書いた手紙を、予告状とともにターゲットの屋敷に放り投げてしまったのだ。手紙にはズロイ盗賊団のことが書かれており、放置すれば大変なことになってしまう。
 一方のイオリにとっても、ハイファに単独で潜入させて捕まえられてしまえば、今までの頑張りが水の泡になってしまい不都合だった。彼女とともに屋敷に忍び込み、手紙を回収することを決める。

 無事に手紙を回収したのもつかの間、ブラリオートが保管されていた部屋から魔物――ズロイが突如として現れる。すでにブラリオートの情報を聞いていたマリヤたちが本物を移動させた際、その封印が解けてしまったのだ。
 見張りからハイファたちが屋敷に向かったという話を聞いて助けに来ていたジーイェン、屋敷で警備をしていたマリヤたちが協力し、なんとかズロイを撃破した。

 だが、ジーイェンたちは警備隊に囲まれてしまう。ズロイ撃破の際に力を合わせたが、それはそれ、これはこれ。マリヤたちはズロイ盗賊団を逃すつもりはなかったのだ。観念したジーイェンとハイファを含む彼女たちは投降。残党も捕まり始め、ズロイ盗賊団との対決は警備隊の勝利に終わった。

 

 後日、キオーンを離れるグリセルダたちを見送りに来たマリヤから、ズロイ盗賊団の詳しい顛末を聞かされる。彼らは解散となり、悪質な団員だけを治安部隊に引き渡し、残りの団員には二度と盗賊行為をしない旨を誓約書にサインさせて釈放することになった。
 団長であるジーイェンが貧しい子どもを救ったり、仲間を食わせるために盗みを働いていたことに対し、情状酌量の余地があると考えたのである。もちろんハイファも釈放されており、仕事のない元盗賊団の人たちには仕事探しを含めた色々なケアをする予定だという。

 それを聞いて安心するイオリ。なんだかんだ活動していくうちに彼らに情が湧き、特にハイファのことが気がかりだったのだ。
 

 こうして、ズロイ盗賊団は真っ当な道を進み始め、新たな友情も生まれることになったのだった。

 

個人的な印象

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 珍しく二つの視点から物語を展開するイベントだった。ただ、途中からズロイ盗賊団の方に視点が偏ったからか、最初は目立ってたマリヤが後半からちょっと空気になってた気もする。まあハイファとイオリがかわいかったからいいのか?

 

 

 

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