不思議の国を夢見るアリス
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おとぎ話に描かれた不思議の国の存在を信じ、そこへ行くことを夢見る少女。世話をしてくれたばあやが『不思議の国のアリス』を読み聞かせてくれた影響で、不思議の国を信じるようになった。
かなりおてんばで、突拍子のない行動をとることが多い。他人から見れば根拠のないいことでも、自信満々で行動に移す。ちなみに貴族の生まれである。
『不思議の国のアリス』の影響で、お茶会に詳しい。ばあやとともに古今東西のお茶会を研究していたため、礼儀作法も知り尽くし、さらにはお茶淹れやお菓子作りも得意となった。
また、サンタが不思議の国の住人ではないかと考え、その行動を真似すれば自分も不思議の国に行けるのではないかと期待している。
目次
不思議の国のために
乳母のばあやが年を取り、物覚えが悪くなったり会話が難しくなったりした挙句、最後には姿を消してしまった。クリスティーナはそれを「ばあやが不思議の国に行った」と考え、本気で信じるようになった。それ以来、不思議の国の入り口を探そうとしている。
不思議の国への熱意が彼女の行動指針のほぼ全てと言ってもよく、ペイシェ王立魔法学院に通学し勉学に励んでいるのも不思議の国へ行くための、行ったときに恥ずかしい思いをしないための訓練である。そのため、剣技も筋がいい。
世話好き
ばあやに初めて孤児院に連れて行かれたとき、恵まれない人に手を差し伸べることが貴族の責務でありクリスティーナならそれができると説かれて以来、孤児院の子どもたちの世話をするようになった。
ペイシェに渡ってから頻度は減ったものの、長期休みを利用してたびたび孤児院に顔を出している。毎年クリスマスではサンタになり、子どもたちとパーティーを開いている。
孤児院の子どもたちだけを気にかけているわけではなく、サンタとして街中の子どもたちにお菓子をプレゼントしていた。
その影響か他人の世話焼きをよく行っており、初めて学院にやってきたパオラやロセット(鏡界)にも優しく接していた。
妄想と現実の折り合い
たまに空想が激しくなり、相手が目の前に居てもついそっちのけにしてしまうことがある。そうした空想――日記やポエム、創作した話など――を雑多にノートに書き込んでいる。
だが、上記のノートは誰にも見せようとしないし、恋愛もただ相手のことが好きなだけでは上手くいかないと考えていたりなど、意外とリアリストな一面もある。
ただ漠然と声を掛けてナンパしようとした相手に対し、自分にしっかりとした軸が無ければ上手くいかないと説いたりなど、他人に対してもその面をときには発揮することもある。
エイツへの真っすぐな好意
画像2(水着)
エイツに対し、恋愛的な意味での好意を抱いている。その好意は特に隠しておらず、本人にしっかりとアピールする。
単に好意を押し付けるのではなく、好意を伝え独り占めしたい欲求があると伝えたその上で、エイツの自由意志もしっかりと尊重するような大人の割り切りも見せている。
ただし、ややずる賢い部分も見られ、劇のオーディションの練習にエイツを付き合わせた際、嘘を吐いてキスシーンを演じさせていた。
ストーリーでは
サイド:ペイシェ
ペイシェ王立魔法学院の先生サラタから、悪魔が出現したという噂の真偽を確かめてほしいと頼まれ、渦潮亭の高級料理を報酬にして引き受ける。そして、テレーザ、ユーマオ、パオラとともに調査に乗り出した。
しかし、思うように成果が出ず落ち込みかけたところにレッジェが現れる。彼女の占いを頼りに悪魔が居ると思われる場所へ向かうと、そこはアルジェントタワーだった。悪魔が現れるも、サラタが危なげなく撃退。彼女の正体を知ることとなった。
そのあと、転入してきたパオラや短期留学生になったロセット(鏡界)に優しく接し、ペイシェ王立魔法学院を案内したりして友達になった。
個人的な印象
ただ、不思議の国の話はやや悲しい。あまりにも辛すぎるので、ばあやは本当に不思議の国に行っていてほしいな。
登場イベント
直接登場はしていないが、彼女がかねてより行きたいと願っていた不思議の国が実在していたことが判明。他のメンバーは行けたが自身は運悪く行くことができず、ヒュームの田舎で牛の乳しぼりをしていたようだ。
関連人物
・エイツ・・・本作の主人公。彼にストレートな好意を向けている。
・ユーマオ・・・昼寝好きな少女。学院の中では一番仲が良く、一緒に行動することが多い。
・シェリル・・・同じ学生。劇を通じて仲良くなり、本の貸し借りをする仲になった。
・パオラ、ロセット(鏡界)・・・転入生&留学生。初めてやってきた彼女たちに学校を案内し、すぐに友達になった。
・サラタ・・・ペイシェ王立魔法学院の先生。かなり気安く接しており、関係は良好。
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