ペイシェの良いところを探そう!!
あらすじ
ペイシェの首都、タラッサを散策していたエイツとハンペン。そのとき、以前に知り合ったツアーコンダクターのアスィーラと出会う。彼女はペイシェに研修に来ており、その最終課題に取り組もうとしていたのだ。
その最終課題とは、ペイシェの良さを再発見し、ツアーとして立案すること。だが、アスィーラはまだ考えをまとめることができなかった。
そこでエイツたちやアイドルのカロリーナに相談しようとしたところ、町中で騒ぎが起きる。その騒ぎを収めたのはジェネラスからやってきたヴェロニカだった。彼女は見聞を広めて母国ジェネラスを改革するため、旅をしているのだという。
そのとき、アスィーラは閃く。「見聞を広める」ことをツアーの主軸にすればいいのではないかと考えたのだ。
そして翌日。早速アスィーラは、ヴェロニカたちと一緒に立案したツアーを行うことにしたのだった。
目次
登場人物
・アスィーラ・・・ジャハラのツアーコンダクター。ペイシェの良さを再発見するため頭を悩ませている。
・カロリーナ・・・ペイシェの国民的アイドル。悩むアスィーラをサポートする。
・ヴェロニカ・・・ジェネラスの自由気ままな黒騎士。見聞を広めるため、アスィーラのツアーに参加する。
・エイツ・・・本作の主人公。過酷な環境で身に着いたサバイバルスキルを見せつける。
・ハンペン・・・言語を解する魔物。一同が様々な仕事を体験する中、一人応援に回っていた。
ストーリー
▼ネタバレ注意
最初に訪れたのは巨大な水車。水の流れを利用して小麦を挽くための装置だ。勧められ、実際に石臼を自分の手で回してみるヴェロニカ。人間には困難なことをたやすく行えてしまう水車に感動し、彼女のテンションは上がったのだった。
次に訪れたのは漁業が盛んに行われているサリアル海岸。ペイシェの主要産業の一つである漁業を実際に体験すれば貿易のことも理解できると言われ、投げ釣りを楽しむことに。
だが、カロリーナ以外は全滅。全く魚を釣ることができなかったものの、ヴェロニカは漁業の大変さを身に染みて理解した。
気を取り直し、魚の解体に励む一行。慣れているカロリーナから教わり、不器用ながらも刺身を完成させる。生食に抵抗があったヴェロニカだったが、あまりの美味しさに感動するのだった。
次なる場所は、カロリーナの実家である農園。名産品であるレモンを実際に収穫してみることに。日差しの下で照り付けられ、雪国で育ったヴェロニカにはなかなか厳しい作業だった。
しかし、その温暖な気候こそがペイシェの特徴だということ、そして切り分けられていないレモンの姿を知り、目を輝かせていた。
夕食の時間になり、昼間に手に入れた魚とレモンでカルパッチョを作ることに。だが、包丁の扱いが拙く上手くできなかったため、カロリーナの提案でタタキに変更。なんとか完成させ、ディナーを楽しんだ。
一通りツアーが終了し、成果を語る面々。ツアーコンダクターであるアスィーラとそのサポートに回ったカロリーナは、いくつか改善点はあったものの、観光業以外と連携して組み立てたツアーを無事成功させた。
今後も様々な分野のプロと協力し、観光地や都市部以外のペイシェの魅力を伝えようと二人は笑い合うのだった。
一方のヴェロニカも、この体験を通じて重要なことを知った。自国の改革や貿易は、まずそこに住む人や自然について知らなければ何も始まらないのだと。
これにて、見識を広めるツアーは終了――かと思われたが、実はまだ最後の仕上げが残っていた。
最後の仕上げは、カロリーナが所属するアイドルグループ『あちゅあーず』のライブ。恥ずかしがりながらも、ヴェロニカはカロリーナたちを応援するのだった。
個人的な印象
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凄い教育的! 全く本筋と関係ないし、ギャグでもないイベントだけれど、こういう世界観を深めるものも重要だと思う。
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