全てを恐れるテーセツの七煌
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テーセツの七煌。別名『引きこもりのエラストス』。他の七煌とは違い、千年計画で眠りにつかずに、千年間テーセツにある護龍郭の小さな部屋で過ごしていた。
しかし、性格自体は素直で優しいため、変わり者の多い七煌の中では扱いやすい部類に入る。
VSズロイ盗賊団!!
リーニャ近衛兵団の一員、グリセルダから連絡をもらったエイツたちは、ジェネラスの首都キオーンでマリヤと出会う。彼女から、とある案件について力を貸してほしいとのことだった。
その案件とは、最近になって活発になり始めたズロイ盗賊団の調査。ジェネラスに古くから伝わる恐ろしい魔物の名を冠したその盗賊団は、角がついた仮面を被りながら商家から色々なものを盗み続けているという。
彼らを放ってはおけないと積極的に協力する姿勢を見せるエイツ、グリセルダ、イオリ。だが、警備隊の詰め所に到着すると、思いもよらない事態が起こる。なんと、そのズロイ盗賊団から予告状が届き、マイコフ商会の品を月が真上に上るまでに盗むというのだ!
一方、ズロイ盗賊団の団長ジーイェンとその部下であるハイファは、ジェネラスの裏路地を歩いていた。実は、ズロイ盗賊団とは食うに困った人たちが寄り添って結成された組織であり、盗品を換金したものを貧しい子どもたちに分け与える一面も持っていたのだ。
そんな事情を知らないエイツたちは彼らの犯行を防ぐべく、予告状にあったマイコフ商会で張り込みを続ける。だが、出し抜かれ、マイコフ商会の宝はまんまと盗み出されてしまった。
悔しさを滲ませるマリヤたち。彼らを野放しにしてはおけないと、イオリは一計を案じる。それは、ズロイ盗賊団への潜入調査だった。
警備隊VSズロイ盗賊団。今、両者の対決が火蓋を切ろうとしていた――。
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テーセツの温泉、ユケムリ
エダフォス大陸における七つの国の一つ、テーセツ。小さな島国であるそこには、他の国にはない独自の文化があった。それは、温泉。身体にいい天然の風呂だという。
その温泉に興味を持ったエイツたちは、テーセツの王女であるワカバに招待され、テーセツでも屈指の温泉街である『ユケムリ』に来ていた。
ユケムリの仲居、ユヅキから説明を受け、しばらく温泉を楽しむエイツたち。その中で、かつての知り合いとの再会、さらには新たな出会いもあった。
だが、ユヅキの様子がどうもおかしい。初めて会ったときはおどおどした態度を取っていたのに、次に会ったときからはやたらと強気で大胆な言動を取るようになっていたのだ。
今までの経験から、このユヅキが鏡界からやってきたもう一人のユヅキと入れ替わったのではないかと推測するエイツたち。彼女から事情を聞くため、その行方を同じく探るイサベルの後を追う。
しかし、追いかけた先で思いもよらない話を聞いてしまう。なんと、温泉が数日前からほとんど涸れており、少ししか出ない温泉にただのお湯を混ぜて流していたのだ。さらには、お湯が突然緑色になって身体がピリピリする客まで現れてしまった。
なぜこのようなことが起こってしまったのだろうか――?
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