美と筋肉を追求する教官
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元ジェネラスの正騎士。現在は国を抜けているが、民に仕えるという志は変わっていない。筋肉をとことんまで追求し、それゆえか自分の肉体や美しさに自信を持っており、前向きに物事を捉えようとする。
が、真面目で責任感の強い性格のため、思いつめることも多い。
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目次
民想いの元騎士
かなりのお人好し。好きなものに「善行をすること」と述べてしまうくらいには。もちろん口先だけではなく、洪水で壊れた橋を大雨の中で、それもたった一人で人知れず直してしまったこともあった。
このようなことをするのは、単純に人々が苦しむ姿を見たくないから。とても立派な信念なのだが、本人はあまり大したこととは思っておらず、騎士団を抜けた自分には闇雲に力を振るうことしかできない自己満足だと語っていた。
筋肉！ とにかく筋肉だ！！
趣味は筋トレとのたまうほどに筋肉を鍛えることを好む。しかも、質よりも量を優先するタイプらしく、そのためにトレーニングの効率が悪い。ゆえに、鍛錬するために筋トレしているというよりは、楽しいからやっていることのようだ。
量を重視している通り、そのトレーニング量は相当なもの。毎日、腹筋200回を始めとする腕立て伏せやスクワットなどの基礎的な筋トレを繰り返し、さらに長時間ランニングまでこなしてしまう。あまり運動していないとはいえ、エイツがそれを体験したときは疲労困憊で動けないほどであった。
そして、筋トレの後に肉を食べることも忘れない。身体を頑丈にするためには、食事もまた鍛錬の一つだと考えているのだ。
これらのトレーニングが功を奏し、リュドミーラは底なし沼の体力と、手刀で大岩をも砕けるほどの圧倒的なパワーを手に入れた。
他にも、様々な種類の筋肉の名前を知っていたりと、もはや筋肉マニアと呼んでもいいレベルである。
偉大なる父と母
母は幼いころに死別。特に母親は数多の武功を挙げて人々を救った真の騎士と呼ばれるほどに偉大な人物だった。母親のようになるため、そしてゆくゆくは母親を超えるため、日々のトレーニングを積み重ねている。
父はいまだ健在であり、彼女が常に前向きであろうとするがあったからおがあったからこそ。「自分に自信のない者には、誰も救えない」という言葉を今も戒めとして胸に抱いている。
強すぎる責任感
しかし、真面目で思いつめやすいため、実は後ろ向きになることも多い。
十年前に起きた災禍から人々や仲間を救えなかったことを今でも悔やんでおり、一人になったときはそのことを思い出して涙を流してしまうことも。かなり気を病んでいた時期もあり、特に災禍の犠牲者であるライサに対しては自分の命を投げやりにしてまでも償おうとしていた。
ストーリーでは（第二部）
サイド：ジェネラス
軍に復帰し、ジェネラスの新兵を鍛える教官となった。化け物染みたトレーニング量ではあるが、辛ければ途中脱落を認めるなど、厳しさの中に優しさもある。
エイツから紹介されたアレッシアとキャロルをプログラムに参加させ、訓練に耐えきれない新兵たちに発破をかけようとした。だが、結局最後まで残ったのは彼女たち二人だけだったため、仕方なく彼女たちとともに訓練の一つである雪山での野営準備を行う。
しかし、雪山で雪崩に遭遇。野営に使う道具をすべて失い、さらに咄嗟にアレッシアたちをかばったことで足を骨折してしまう。
キャロルに背負われながら下山し、なんとか自分たちを捜索していたザスビアたちと合流。その後、アレッシアとキャロルに礼を言いつつ、プログラムを通過した彼女たちをねぎらった。
後日、タチアナに呼び出され、新兵訓練プログラムの話を彼女に報告。彼女の狙いがヴァディム宰相であることを知り、その調査に付き添いたいと申し出た。
タチアナとともに、アリスカ、チーナなどの知己の者たちから話を聞いた。
登場イベント
個人的な印象
▼ネタバレ注意
さすがに自認してるだけあって、とても美しい。あまり好みではないかもしれないけど、こういうのも素晴らしいよね。
関連人物
・ライサ・・・ジェネラスのクールな双剣使い。騎士として彼女の家族を守れなかったことに強い罪悪感を抱いており、恨まれていると思い込んで命を投げ出してまで償おうとした。現在は誤解が解けている。
・アレッシア・・・ペイシェの傭兵。強くなるため、リュドミーラの訓練に参加した。
・キャロル・・・楽器商。ダイエットのため、リュドミーラの訓練に参加。
・タチアナ・・・ジェネラスの諜報部隊隊長。階級がはるかに上、なおかつどことなく感じる威圧感のために、彼女には畏怖を覚えている。
・アリスカ・・・魔法学院の教師。彼女の姉とは親友だった。
・チーナ・・・ジェネラスの大富豪。軍を離れていた時期、ヒュームで商売しようとする彼女を護衛したことがある。
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