『天啓パラドクス』ファンブログ

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おにおんぱにっく!

野菜泥棒をやっつけろ!

 

あらすじ

 自然あふれる国、リーニャ。その国でとびきり美味しいたまねぎを作っているという野菜農家、エレナと商談を交わすため、エイツたち一行は現地へと向かっていた。

 しかし、現地に到着すると、思わぬ事態に陥っていたことを知る。なんと、エレナの農園は野菜泥棒に狙われており、特に彼女の栽培する特濃たまねぎがその被害に遭っているというのだ。

 もちろんエイツたちはその状況を看過できず、野菜泥棒を捕まえるために協力することに。夜中に畑を見張って怪しい人物を発見したが、そいつはエレナのパンツを狙う下着泥棒であった(ちなみに盗んだパンツはアネットのものだった)。

 今度こそ野菜泥棒を捕まえるべく、張り込みを続けるエイツたち。すると、畑にダークリフレクターが現れる。それに映し出された映像から、野菜泥棒の正体は魔物であることが分かった。

 

 魔物だろうと人間だろうと、食べ物を奪い取る者は絶対に許さない。マカロンはそう闘志を燃やす。

 たいせつなもののため、まけるわけにはいかない――!!

目次

登場人物

エレナ・・・野菜大好き農家。辛いが病みつきになるほどの美味しさを持つ生の玉ねぎ『特濃たまねぎ』を育てている。野菜泥棒の被害に遭い、悩まされている。

 

・アネット・・・エレナの弟子。野菜泥棒に悩まされ過ぎた結果、やってきたエイツたちを当初はその泥棒であると勘違いしていた。

 

・グリセルダ・・・リーニャ近衛兵団・第13師団団長。マカロンの言葉を真に受けた結果、本来なら管轄外である野菜泥棒の件にかかわることになる。食べ物に関しては並々ならぬこだわりがある。生の玉ねぎが辛くて苦手。

 

イオリ・・・リーニャ近衛兵団・第13師団所属のメンバー。優れた頭脳を活かし、騒動解決への策を講じる。

 

・レオノーラ・・・リーニャの義賊。虫嫌い。エレナと知り合いであるという彼女に頼み込み、エイツは橋渡し役として協力を依頼した。

・エイツ・・・本作の主人公。エレナの作るたまねぎを仕入れるためにやってきた。とても商人らしいことをしている。

・マカロン・・・記憶を失った食いしん坊少女。苦いものすら美味しく食べられる。今回の騒動を解決すべく、いつもよりも一段とやる気を見せていた。重すぎて扱えない石を括り付けた棒を携え、困難に挑む。

・ソフィア・・・エイツの幼馴染兼護衛。盗人の仕打ちに憤りを見せ、力を貸す。

 

ストーリー

▼ネタバレ注意

 張り込みの成果は無く、徒労に終わったエイツたち。だが、夜が明けて、アネットがふとキッチンの窓からたまねぎ畑を覗くと、信じられない光景を目撃する。なんと、しゃがんだマカロンくらいの大きさまで膨れ上がったたまねぎが、しかも複数個現れたのだ! 

 エレナがその異常なたまねぎについて調べていく中、ダークリフレクターに映った魔物がついに姿を現す。その魔物はエイツたちには目もくれず、一心不乱にたまねぎを食べ続けていた。しかし、エイツたちは魔物を無視するわけにはいかない。力を合わせ、見事に魔物を討伐することに成功..........したはずだった。
 だが、魔物はまだ生きていた。そして、まるでたまねぎの皮をむくように脱皮し、ダメージを回復したのだ。そのまま、魔物は素早い動きで逃走。エイツたちは魔物を見失ってしまった。

 いくら攻撃しても脱皮によって回復されてはどうしようもない上に、出現ポイントの予測も立てられない。絶望感が漂う中、解決策を見出したのはイオリであった。彼女はエレナが調査した結果から、ヒューレーの樹が原因となっているのではないかと推測を立てる。
 とてつもない生命力でエレナの畑まで広がっているヒューレーの樹の根っこから微弱な魔力がにじみ出しており、それによって一部の根が栄養過多となって特定の魔物を引き寄せてしまっているのだ。巨大なたまねぎはその栄養過多が原因となって出現しているという。つまり、根が張られた場所とたまねぎ畑が交差するポイントに、魔物は現れるはず。

 その予測は見事的中し、魔物が出現。力を貸すことになったグリセルダとイオリは連携して攻撃し、脱皮させる前に追撃することで回復を封じていく。このまま倒せるか、と思われたが..........。
 信じられないことに、魔物の側にあった巨大たまねぎが爆発し、その汁を浴びた魔物パワーアップしてしまったのだ。

 さすがに驚きを隠せないエイツたち。そこで策を提案したのはエレナだった。魔物が特濃たまねぎによってパワーアップしたのなら、こちらも特濃たまねぎを食べてパワーアップすればいい、と。
 こうして、エイツたちはパワーアップし、見事魔物を倒すことに成功したのだった。

 

 魔物を退治した後、エレナの野菜を用いたパーティーが開かれる。明るい未来の話に花を咲かせ、とても賑やかな時間が流れていく。その光景を目の当たりにしたエレナは、野菜が結んだ縁に感謝しなければと微笑むのであった。

 

 

 

個人的な印象

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