全世界の敵
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この物語の主人公。浅黒い肌が特徴の青年。『災禍の導き手』、『皇子』、『商人』といった様々な呼び名がある。
固有の名前はプレイヤーが決めるが、便宜上デフォルトネームのエイツとする。
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目次
災禍の導き手
毎年行われる天啓の儀式において、エイツは『災禍の導き手』と名指しされた。天啓は太陽神デクシアの――いわゆる神の言葉であり、さらにある種の魔力が宿っているため、多くの人々は何も考えずに従ってしまう。ゆえに、エイツは忌み嫌われ、ヒューム国王の命によって監禁されることとなった。
さらに補足すると、『災禍』とは魔物やアニマが人々や町を襲い、壊滅的被害に遭わせた出来事のこと。これは世界各地で起こった悲劇であり、家族を失った者も多い。だからこそ、『災禍の導き手』とされた者――災禍を引き起こす者と称された者に憎悪を抱くのも無理はないといえる。
監禁された期間は3年間だが、その間に『おつとめ』――自己肯定感を喪失させ生きる気力を失わせながら鞭を打って痛めつける拷問――を受けるなど、凄惨に扱われ続けていた。後に、耐えきれなくなった母親の手を借りて脱走。国外から脱出し、世界中を旅をするようになった。
基本的には自身が『災禍の導き手』であることを周囲には隠しており、親密な間柄の者にのみ打ち明けている。
商人
旅をする上で路銀を稼ぐため、商人となった。ただし、商才はあまり無いようで、ニッチな商品を大量に仕入れて在庫を抱えてしまうことがしょっちゅうある(長年の付き合いであるハンペンにすら、儲けているところを見たことがないと言われてしまうほど)。一応数年間は生活できているようなので、最低限は稼げている模様。
また、商人の意識が身に染み付きすぎてしまい、あらゆる物事をビジネスチャンスに捉えようとしてしまう悪癖ができてしまった。それゆえ、他人がとある物事にロマンを感じていたとき、エイツはどうにかして商売に繋げられないかと考えていたりなど、周囲をシラケさせることが多い。
とはいえ、他者に命の危険が迫られているときはそうした面を表に出さない良識は持ち合わせている。そのときは商人としての顔は捨て、無償で支援に回る。
このように商人としての腕前には疑問符が付くが、後輩の商人に商売のイロハを教えられるほどの知識はしっかりと持っている。さらには大がかりなイベントを成功させたり、ビジネスの席に同行して補佐役を完璧に務め上げたりなど、決して無能ではない。
考えるに、明確な役割を与えられ、重大な責任を負うときは遺憾なく腕前を発揮できるが、ある程度自分の裁量が効く個人のビジネスになってしまうと暴走して失敗を重ねてしまうということだろう。
ヒュームの第八皇子
実は、エイツはヒュームの王族でもある。だが、いわゆる妾の子であり、さらに第八皇子ということもあって、ほとんど庶民同然に育てられた。そのため、王族としての振る舞いや知識は身に着けていない。
加えて、この世界は”七”という数字は縁起が良いとされているが、それよりも一つ多い”八”は不吉な数字とされているので、第”八”皇子であるエイツは『災禍の導き手』とされる前から少し不吉な存在と言われていた。
度が過ぎるお人好し
人に対し、とにかく優しく接する性格の持ち主。それはたとえ自分を殺そうとする者でも例外ではなく、会話さえ通じればとりあえず対話を試みようとするし、困っていれば力を分け与えて体力を回復させようとすらしてしまうほど。
さらに、相手に聞かずとも、自覚なく相手の望むままに振舞うことができる。思っていないはずの心の奥底に秘めた願望ですら無意識にくみ取ることができるなど、その力は相手が望む物を映し出す鏡と称された。
とはいえ、エイツ本人もできる限り相手の意志を尊重するタイプでもある。相手が話したがらないことにはたとえ気になっていても首を突っ込まず、自分から話すまで待ったり、拘束していた危険な敵を解放してしまった味方に対しても、さすがに動揺を隠しきれなかったものの最終的には許していた。
そのため、人からはかなり好かれやすい。一部の例外を除いて、最初はエイツに対して嫌悪感を抱いていた者であっても、最終的には上手く懐柔されてしまう。
しかし、母親からは、その力は素晴らしい物ではあるが、他人の望むままに振る舞い続けるエイツ自身は果たして本当の意味で幸せになれるのかと心配されていた。
能力
エイツはいくつかの特殊な能力を持っている。
他人に力を分け与える能力
直接触れることで、その人物に力を与えることができる。身体的接触が深ければ深いほど、触れる時間が長ければ長いほど多くの力を与えることができる。
その効果は、相手の消耗した体力を回復させたり、相手の身体の調子を良くしたりする。また、継続的に力を貰った相手は普段の実力も強化され、どんどん強くなっていく。さらに、一度力を分け与えられた人物はダークリフレクターを視認することができる。
しかも驚異的なのは、際限なく力を分け与えられること。力を分け与えるといっても、エイツの持つ体力や力を消耗して分け与えているわけではないため、理論上無限に相手の体力を回復させることができる。つまり、エイツさえ生存していれば、消耗戦に持ち込んで優位に立つことが可能なのだ。
ただし、あくまで体力を回復できるだけなので、ケガを治せるわけではない。また、自分自身には使用できない。
だが、誰であろうとも力を受け取れるわけではなく、何らかの条件が存在する。受け取れる資格を持つ者が誰なのか、その条件は何なのかはエイツ本人ですら把握しておらず、相手に触れてみることで初めて資格がある者かどうかが分かる。
作中では女性にしか資格がある描写がないが、男性にも資格を持ちうる者がいるのかは不明。
また、闇の使徒にされた者に継続して使用することで、悪魔との契約を無効化することもできる。
▼ネタバレ注意
エダフォス大陸を作ったとされる太陽神デクシアもエイツと同様の力を持っていた。これが意味するものとは..........?しかし一方で、エイツは鏡界の人間や七大悪魔にも力を分け与えることができるが、デクシアですらこれは不可能である。
魔物を従わせる能力
基本的に魔物は人を襲う生き物だが、エイツは彼らと戦い勝利することで仲間にすることができる。仲間にしなくとも、一度エイツに敗北した魔物は人間を襲うこともなくなってしまう。
▼ネタバレ注意
この従わせる能力は、神であるデクシアやアリステラすら持ちえなかったもの。 さらに、エイツはこの能力の延長線上として、悪魔に無意識にくびきを打つことができ、人間を襲わせないようにすることができる。これは七大悪魔にも有効な強力な効果ではあるが、彼らの主であるアリステラならばくびきを解除できる。
熾天聖
プセマから貰ったアーティファクトを使用することで、エイツと固い絆を結んでいる者を『熾天聖』へと変身させることができる。
ただし、キオーンが力添えすれば、固いと言えるほど絆を結べていない者でも熾天聖へとなることができる(誰でもなれるわけではないので、一定以上の友好関係は必要だと考えられる)。
熾天聖に変身すると、通常よりも戦闘能力が格段に向上する。
このように他の人間では持ちえない能力を持っているが、彼自身の戦闘能力はほぼ皆無。魔法の才もない。一応、一般的な成人男性程度の身体能力はあるが、戦闘で役立てるほどのものではないため、そうしたときはソフィアを始めとする女の子たちに任せている。
男としては割と屈辱的のはずだが、本人はそこまで気にしていない。力を分け与えて体力を回復させるヒーラーとして、役割を全うしているからかもしれない。
ちょっと(?)スケベ
少しだけスケベ。別にセクハラするわけではないが、特にスタイルの良い女の子や露出度の高い服を着ている女の子にはどうしてもそういった目線で見てしまう(特に、そういった服を着る風習があるペイシェやジャハラの民には)。
▼ちょっと閲覧注意
しかし、そういったコトに及ぶ際は内に秘められた変態性を爆発させる。強気だったり社会的地位が高かったりする相手にはSっ気を発揮して攻め立てていじめる。その様は普段のエイツと同一人物とは思えない。おそらく、上述の「人に合わせて振る舞いを変える」という性質が関係していると思われる。
ストーリーでは(本編以前)
外伝:俺とボク
この頃の一人称はボク。当初は国王の血を引くものでありながらも王族としては扱われなかった。そのため、ほとんど庶民同然に扱われていたものの、比較的穏やかな日常を送っていた。
しかし、『災禍の導き手』と名指しされたことで状況は一変。窓一つない独房のような場所で監禁されるようになった。自由を奪われ、『おつとめ』を受けるなど辛い境遇にあった一方、母親やカルラ、クレアが定期的に会いに来てくれていたことに救いを感じていた。
だが、やはり苦しい状況に追い込まれていたのには変わりなく、自分を全く価値のない罪深い存在と思い込み、死にたいと考えているほどに追い詰められていた。
母親マーサの手引きを受け、彼女とともに国外に脱出。しかし、逃げきれないと判断したマーサと涙ながらに別れることになり、一人でリーニャを旅することになる。
が、体力の限界が来て、倒れてしまう。そのまま死んでしまうかと思われたが、たまたまそこに現れたソフィアに助けられる。
そして、しばらくはソフィア家で家族同然に育てられるようになった。
ヒューム潜入記
ソフィア家から離れ、母親を探すべく各国を旅し始める。その際、行き倒れていたハンペンを助け、彼と行動を共にするように。
旅の途中、とうとう母がヒュームにいるという情報を掴むと、商人であるエリーザに頼み込んでヒューム潜入の手助けをしてもらった(エイツはヒュームではお尋ね者のため)。
なんだかんだでエリーザを始めとする数人にも母親探しも手伝ってもらうと、洞窟にて母がそこにいたという痕跡を発見。再会することはできなかったが、生きていればいつか会えると信じ、旅を続けることを誓った。
その後、エリーザに師事し、商人としてのイロハを教わった。
ストーリーでは
省略。後でやります。
登場イベント
全てのイベントに出ているため、省略。
個人的な印象
▼ネタバレ注意
プレイヤーの分身。だけど、かなり悲惨な幼少時代を過ごしていて、その点であまり感情移入できない感じはある。
まあでも、今は色々なかわいい女の子と楽しそうに交流しているし、やっぱり許せない気がしてきたぜ。
関連人物
”エイツ”としての関連人物
・ソフィア・・・エイツの幼馴染兼護衛。死にかけていたところを彼女に発見され、しばらくの間ソフィア家で生活することになった。そのため、幼馴染でもあるが、彼女からはそれ以上の存在として見られている。
現在は護衛としてエイツの旅に同行しており、他のメンバーがやむを得ない理由で離脱する中、常に側にいる大切な存在。
・ハンペン・・・言語を解する魔物。行き倒れているところを助け、それに恩義を感じてエイツの旅についてきた。何気にエイツの旅に一番最初に同行してきた人物(?)である。彼の存在によって、エイツは魔物を従わせる能力に気付くことができた。
基本的にエイツの側にずっといる。ちなみに『ハンペン』という名はエイツが付けたもの。
・マカロン・・・記憶喪失の食いしん坊少女。意識を失い倒れているところを介抱し、自分の名前すらも覚えていないという彼女に『マカロン』という名前を付けた。最初はリーニャの信頼できる場所へ彼女を預けようとしていたが、マカロンが嫌がったために旅に同行することになった。
食いしん坊なので食費はかかるが、ムードメーカーとして無くてはならない存在。
・ライサ・・・ジェネラスの双剣使い。最初はエイツを監視するために旅に同行していたが、やがて本当の意味で仲間となる。
・ナディラ・・・ジャハラの王女。ジャハラと諸外国とで交流を深めるという目的と合致していたため、エイツの旅に同行した。とはいえ、純粋に仲間として大切に想っている。
・サンドラ・・・ジェネラスの淑女。ジェネラスで倒れている彼女を助けたところ、いきなり求婚された。そのあとも無意識的なのか意識的なのか、たびたび急接近してくる。かなり好かれているようだ。
・ロセット・・・ペイシェの天才魔法使い。まだ一人旅していたときに知り合った。第二部にて、面白そうだからという理由でエイツの旅に同行した。ちなみに、エイツにはワインのシミを落とす魔法を習得させている。
・ユラニア・・・ヒュームの従輝聖。アイトリアの真意を掴むため、エイツの旅に同行した。眠っていた千年の間に知り合いがほとんど死んでしまったためか、少々重めの発言が多い。
・キーラ・・・ジェネラスの高飛車お嬢様。サンドラが惚れたというエイツに興味を持ち、旅に同行した。しかし、なぜ彼女が惚れたのか全く理解ができないと語り、エイツに対してはかなり辛辣に接する。
・ソフィア(鏡界)、ライサ(鏡界)、ナディラ(鏡界)・・・鏡界からやってきたもう一人のソフィアたち。かつては敵対していたが、現在は共に行動こそしていないものの、大切な仲間である。
・ジュンリ・・・クォンツィの幼き国王。エイツのことを太陽神の化身だと思い込んで以降、彼に甘えるようになる。
・パオラ・・・エイツに恋い慕うペイシェの少女。エイツにはとてつもない好意を寄せており、ほぼ一方的にフィアンセと呼ぶほど。彼に倣って商人になるための勉強をしている。
・エイミー・・・運命の王子様を夢見る乙女。エイツを運命の王子様と呼び、結婚式を模したイベントではなかなか姑息な手段で結ばれようとする。
ヒュームの第八皇子としての関連人物
・マーサ・・・エイツの母。エイツに深い愛情を持ち、ヘンリーの気を損ねると分かっていながら時間を縫って彼に会いに行っていた。自分よりも、エイツのことを第一に考えていた。
・カルラ・・・ヒューム近衛軍師団長。エイツの幼少期には勉強の先生を担当し、彼を弟のように扱い優しく接していた。
数年後、エイツと再会したときはヒュームのために彼を殺そうとしていたが、のちに和解。締めるべき時はきっちり締めるが、プライベートでは幼少期と同じように家族のように愛情を向けている。tenkeiparadox.hatenablog.com
・クレア・・・エイツのために働くメイド。疎まれていた彼にも偏見無く接し、幼少期にはよくお菓子を作っては持って行っていた。
数年後、テーセツにて再会を果たし、以降はエイツ一行の家事を担当するようになった。
・ヘンリー・・・ヒュームの前国王にして、エイツの実父。天啓に従ってエイツの自由を奪い、監禁した張本人。もちろんエイツに愛情など一切なく、殺さなかったのは単なる気まぐれであった。
・ジェイムス・・・ヒュームの現国王にして、エイツの腹違いの兄。ヘンリーと同じくエイツを嫌い、エイツもそんな彼を嫌っている。
・メアリ・・・建前上、エイツの母親となっている女性。ヘンリーの第四王妃。エイツが『災禍の導き手』とされるまでの間、彼の世話を担当していた。しっかりとエイツに愛情をもっており、それはエイツが『災禍の導き手』と名指しされてからも変わることはなかった。
・ライムンド・・・ピオネロの族長。しかし、エイツが初めて会ったときは立ち飲み屋の店主であった(この頃から族長で、民の声を聞くために身分を隠していた)ため、そのことを知らなかった。
災禍の導き手としての関連人物
・謎の女/天啓の伝道者・・・太陽神の言葉を代弁しているという女。エイツを『災禍の導き手』と名指しした張本人であり、彼の人生を狂わせた元凶。エイツを殺そうと攻撃を仕掛けてくる。
・ヴァネッサ・・・天啓のエンフォーサーのリーダー。彼を『災禍の導き手』として断罪するため、仲間たちとともに襲撃した。だが、交流するうちに少しずつ誤解も解け、現在はたびたび別行動を取りつつも、仲間として行動を共にすることが多くなった。
・アイトリア・・・ヒュームの七煌。天啓の伝道者の正体。エイツを心底憎み、その抹殺を目論んだ。以下ネタバレのため、伏字。
第二部にて復活を果たすと、今までの自らの行いを謝罪。ジェネラスに占領されたヒュームを取り戻すため、一時的に協力関係を結ぶ。だが、それが終わったら必ずエイツを殺すと告げていた。
商人としての関連人物
・エリーザ・・・ペイシェのエリート商人。彼女から商人としてのスキルや心構えを教わった。いわゆる師匠であり、エイツは彼女のことを尊敬してやまない。エリーザの方も「新人くん」と呼んで可愛がっている。
・パトラ・・・ヒュームに住むジャハラの商人。彼女からも仕事の厳しさなどを教わり、いわば第二の師匠とも呼べる存在。
・マユネ・・・商人を志す少女。エイツを「お師様」と呼んで慕い、彼から商人としての知識や心構えを教わっている。
その他の関連人物
・プセマ・・・謎の旅人。行く先々でエイツに助言や知識を与えるなど、怪しげながらも彼らの旅をサポートしている。
・アリステラ・・・月の女神。エイツにはなぜか親しげに接し、彼を手に入れようとしている。
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